「あなたはこの制度を使えますよ」と言われても、頭に何も入ってこない。そんな経験、ありませんか?
私はあります。むしろ、最初の頃はそればかりでした。体調も悪く、集中力もなく、「この紙を読んでください」と言われても、字を追うことすらつらかったのです。
目次
説明は受けた。でも理解できなかった
専門用語が多すぎて頭に入らない
「障害者総合支援法に基づいて…」「福祉サービスの申請には…」などと説明されても、頭にモヤがかかったようで、何ひとつ理解できませんでした。
しかも、その場でわからないとは言いにくくて、ただ「はい」とうなずいて帰るしかなかったのです。
体調が悪いと、思考力も落ちていた
体がしんどいとき、当然ながら思考力も落ちていました。だから、「なぜ必要なのか」「何を出せばいいのか」といったことすら整理できない状態で、役所の説明を受けていたのです。
それでも、少しずつわかってきた理由
同じ説明を、何度も受けた
病院でも役所でも、何度も同じ説明をされるうちに、「あれ?これ前にも言ってた気がする」と少しずつ記憶がつながってきました。
一度で理解できなくても大丈夫。むしろ「一発で理解する方がレア」と考えて、何度でも聞くようにしました。
メモを取るより、質問を持ち帰る
最初からノートにまとめようとするのではなく、「次は何を聞けばいいか」だけ覚えておくようにしました。たとえば「申請に必要なものって何?」など、次回に質問できることを1つだけでも覚えておけば、それが次の行動につながります。
制度を使うには「理解できない時間」があるのが普通
わからなくて当然。むしろ、「制度は難しいもの」
制度って、そもそも複雑なんです。だから、わからなかった自分が悪いわけではなく、むしろ「そうなる前提で作られていない制度側の問題もある」と思うようになりました。
わからなさのなかでも、進められる方法はある
全部わからなくても、「申請してみる」「聞いてみる」ことで進むことがあります。理解はあとからついてくる。それくらいの気持ちで制度に関わっていくと、少しずつ不安も減っていきました。
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