体が動かない、気分が落ち込む、なぜか何もしたくない――
そんな日は、障害のある生活の中ではめずらしくありません。
でも、何もできなかった日は、「またダメだった」と自分を責めがちです。
そんなとき、私が自分に課した“最低ライン”は、**「トイレに行けたら合格」**というものです。
基準を下げることは、甘えではなく「生き延びる戦略」
- 服を着替えられなくても、洗い物が山積みでも、トイレに行けたなら大丈夫
- それすら無理なときは、「水を飲んだ」だけでも合格にしていい
- “今日もなんとか生きた”という実感を、小さな行動で得る
実際にやってよかったこと
- 自分を責める時間が減り、気力の回復が早くなった
- 生活のリズムが崩れた日でも、ゼロからやり直せる気持ちになれた
- 支援者やパートナーに「今日はトイレだけ行けた」と言うことで、共有もしやすくなった
コツと工夫
- 自分の中で「最低ラインの日の行動基準」をいくつか決めておく(例:スマホを充電する、横になって音楽を聞く)
- 日記やメモに「今日は○○だけできた」と書くと自己肯定感が保ちやすい
- 翌日になったら、「昨日はちゃんと休めた」と思い直してリセット
生きることに全力を使っている日だって、ある。
だからこそ、ハードルを下げる勇気が、暮らしを守ってくれます。
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