「ネット副業をしたいけど、体力も安定収入もない」
「障害があると、継続できるか不安」
そんなときこそ、制度のサポートをうまく使うことが、安定したスタートにつながります。
今回は、障害者がネット副業を少しずつ育てていくために、支援制度をどう活用できるかについて、現実的な視点でまとめました。
目次
① 就労継続支援A型・B型を土台にする
今すぐ副業だけで食べていくのは難しい。でも、A型・B型のような「日中活動の場」があることで、生活と心にリズムができます。
どう活かせる?
- 「午後からは副業の時間」とメリハリをつけられる
- 作業所でPC作業ができる場合はスキルアップにも
- 職員に体調や進捗を相談することもできる
「福祉+ネット副業」の組み合わせは、意外と現実的なモデルです。
② 障害者手帳で「副業コストを下げる」
手帳があることで、次のようなメリットがある場合があります。
- 交通費が無料・割引(通院や取材の移動がラク)
- スマホ料金の割引(事務的な連絡・投稿に必要)
- PCや周辺機器を福祉制度で導入できるケースも
ブログやnoteのような副業では初期投資が小さいため、こうした割引だけでも“月の支出”を減らす手助けになります。
③ 医療・生活のサポートで「継続できる環境」をつくる
体調管理やメンタルの安定が、副業を続ける土台です。
- 精神科・心療内科の定期受診
- 訪問看護や就労支援員のフォロー
- 通院日や体調不良日を想定した「余白のあるスケジュール設計」
制度による安心感があると、「今日は何もできなかった」と責める気持ちも減らせます。
④ 制度を利用しても「稼いではいけない」わけではない
「制度に頼っているのに、お金を稼ぐのは後ろめたい」
そんな気持ちになることもあるかもしれません。
でも、副業を始めることで自分の得意を見つけたり、少しずつ収入が生まれたりすることは、福祉の目的にも合致しています。
もちろん、制度によっては収入の上限があるので確認は必要ですが、「一歩ずつ社会とのつながりを広げていく」意味で、副業はむしろ歓迎される方向です。
まとめ:
- 支援制度は「制限」ではなく「土台」として使える
- 福祉を受けながら副業に挑戦することは、前向きな選択
- 制度を活用して、安心してネット副業を続ける環境を整えていくことが大切
次回は、「ブログ・note・SNS…複数の発信手段をどう組み合わせるか」をテーマにお届けします。
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