障害があると、どうしても「支援される側」「助けられる側」という立場に慣れてしまいます。
でも、副業を通じて少しずつ感じ始めたのは、
**「自分も、誰かの役に立てる存在なんだ」**という感覚でした。
それは収益やPVとはちがう、もっと静かで、でも確かな実感でした。
目次
① はじめは、“自分が受け取るための副業”だった
- 福祉制度を知るきっかけになるかも
- 少しでも生活の足しになれば
- 自分の記録や心の整理になれば
そんなふうに、最初は**「自分のため」**に始めた副業でした。
ある意味、ずっと“受け取る側”のままだったと思います。
② でも、いつの間にか“誰かのため”になっていた
noteやブログを続けているうちに、読者の方からこんなコメントをもらいました。
「あなたの記事を読んで、制度の利用に踏み出せました」
「自分だけじゃないとわかって、安心しました」
「こういう発信をしてくれて、ありがとう」
驚きました。
書いている自分は、そんなつもりはなかったのに。
でも確かに、自分の発信が誰かの行動を後押ししていたんです。
③ “弱さをさらけ出す”ことが、誰かの助けになる
完璧な文章じゃなくていい。
ポジティブで前向きじゃなくてもいい。
むしろ、「つまずいた話」や「恥ずかしかった失敗談」こそが、届くこともある。
発信とは、“アドバイス”じゃなく“体験の共有”でいい。
そう気づいたとき、自分でも「誰かに与えられる」と思えるようになりました。
④ 「自分がされてうれしかったこと」を、返すように
最初の頃、誰かにコメントをもらって嬉しかったこと。
静かに読んでくれていた人の存在に救われたこと。
今度はそれを、自分が“する側”になる番なのかもしれません。
- 誰かの記事を読んで「ありがとう」と伝える
- はじめて発信する人に「応援してます」と言う
- 自分の経験を、少しだけ丁寧に書いてみる
それだけでも、誰かの背中を押せるのかもしれません。
⑤ 障害があっても、「与える側」になっていい
- 支援を受けてるのに、人の役に立ってもいいのか
- 稼げていないのに、情報発信していいのか
そう悩んだ時期もありました。
でも、今はこう思います。
「受け取ること」と「与えること」は、両立できる。
どちらか一方だけじゃなくていい。
障害があっても、発信することで、つながりをつくれる。
まとめ:
- 副業は、“自分のため”から“誰かのため”に変わる瞬間がある
- 完璧でなくても、発信が誰かを支えることはある
- 支援を受けながらでも、「与える側」になれる
次回(第52回)は、「人からの“ありがとう”が、自信に変わるまでのプロセス」をテーマにお届けします。
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