病気の波があると、「今日はもう何もできない…」と思う日が必ずあります。
そんなとき、私は“あらかじめ用意しておいたリスト”を見るようにしています。
今回は、そのリストの作り方と、実際にどう活用しているかをご紹介します。
調子が悪いと、判断力まで落ちてしまう
しんどい日にいちばん困るのは、「何をすればいいかもわからない」という状態。
頭がうまく働かず、やるべきことがあっても手が出ない。
しかもその自分に対して「なんでこんなこともできないんだ」と責めてしまう——そんな悪循環に陥りがちでした。
「できること」をあらかじめ書いておく理由
調子がいいときに、「体調が悪くてもできそうなこと」をいくつかメモしておきます。
これは“やること”というより“選べる選択肢”です。
たとえばこんな内容です:
- お茶を飲む
- スマホの通知を全部消す
- 目を閉じて3分だけ横になる
- とりあえず歯をみがく
- 音だけのYouTubeを流してぼーっとする
- 無理なら「今日は何もしない」と決める
どれも大したことではないですが、「何をしてもいい」と許可が出ているだけで、心が少し軽くなります。
リストがあることで、“止まり方”がうまくなる
何もできない自分に落ち込むのではなく、「こういうときは、こう過ごす」と決めておくことで、ダメージが最小限になります。
自分にとっては、“がんばるためのリスト”ではなく、“がんばらないためのガイド”です。
このリストがあることで、しんどい日にも「もう終わりだ」と思わずに済むようになりました。
病気と一緒に生きていくには、動けない日も前提にしておくことが大切です。
だから私は、あらかじめ“動けない日をどう過ごすか”を考えておくことにしています。
それもまた、自分を守る技術のひとつだと思っています。
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