精神疾患を抱えていると、体調や気分に波があるのが当たり前になります。
昨日は動けたのに、今日は布団から出られない。
数日間元気に過ごせたかと思えば、急に底まで落ちる——そんな日々の繰り返し。
でも、それでも私は、「できるだけ普通の1日を持ちたい」と思っています。
今回は、波に飲まれすぎないために続けている小さな習慣について書きます。
朝起きたときの“確認作業”を習慣にする
体調の乱高下があると、朝起きた時点で「今日はどっちなんだろう」と探るようになります。
私はそこで、次の3つを静かにチェックしています:
- 体の重さ(いつもより重い?軽い?)
- 頭のスピード(考えがまとまる?散る?)
- 外の音への反応(うるさい?気にならない?)
この確認作業で「今日はフルパワーは無理だな」「逆にちょっと動けそう」といった“目安”をつけます。
「やることリスト」じゃなく「保つことリスト」を使う
調子がいいと、つい「今日こそいろいろ片づけよう」と思ってしまうけれど、それで翌日崩れることも多い。
だから私は、「今日はこの3つだけやれたらOK」と決めて、あとは“保つための時間”にあてています。
例:
- 食事(無理しないものでもOK)
- 着替える(外に出なくても)
- SNSやネットをあえて見ない(不調を加速させないため)
これは「前に進む」よりも、「崩れないように維持する」ためのリストです。
予定を“翌日に持ち越してもいいもの”として扱う
波がある生活では、「予定=約束」ではなく「候補」として考えています。
やらなきゃと思うほどプレッシャーになるので、「今日はやらなくていいかもしれない」と思ってから動き出す。
それくらいの余白を持っておくと、崩れたときにも立て直しやすくなります。
波の大きい毎日だからこそ、「普通の1日」を意識してつくっていく。
何か特別なことをしなくてもいい。
できることを減らしてでも、一定のリズムを守ることが、長く続けるための技術だと思っています。
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