天気のいい日、街を歩く人が軽やかに見える。
友達のSNSを見て、「こんなに元気に動けてるのか」と落ち込む。
同年代の人が仕事に家庭に忙しくしているのを見て、「自分だけが立ち止まっている」と感じてしまう。
病気のある日々では、そんなふうに“取り残されたような気持ち”になることがあります。
今回は、そんな気持ちとどう付き合っているかをまとめました。
他人の速度が、自分にとっての“普通”とは限らない
社会には、“早いほうが良い”“たくさんこなせるほうが偉い”という空気がある。
でも、それがすべての人に当てはまるわけではない。
病気を抱えていると、同じスピードでは動けない日が多い。
それに気づいてからは、「自分のペースを優先する」ことを選べるようになりました。
「今日はできるだけで十分」と言えるようにする
他人と比べてしまうと、どこまでも「足りない自分」が見えてしまう。
でも、自分の中にも「よくやってるな」と思えることはある。
たとえば:
- 外に出られた
- 人の声に過敏にならずにすんだ
- 何もできなかったけど、耐えた
そんな「今日をこなした証拠」を集めていくと、「取り残されてばかりじゃない」と思える瞬間が生まれてくる。
元気そうに見える人にも、見えていない部分がある
SNSで流れてくる“元気そうな投稿”や、“頑張ってる人の姿”。
それを見て落ち込むのは、たいてい自分が疲れているとき。
だから最近は、「人の良い部分だけを見て比べすぎない」ことを意識している。
誰だってしんどい時間を持っている。
見えていないだけで、苦しさを抱えている人もたくさんいる。
そう思えるようになると、自分にも少し優しくなれる。
取り残されたように感じる日は、誰にでもある。
でも、たとえ立ち止まっているように見えても、
今日をなんとかやりすごしたこと自体が、ちゃんと“進んでいる”証拠だと思っています。
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