ちょっと元気になったと思ったら、また寝込んでしまう。
予定を立てようとしたら、「いや、これはまた無理かもしれない」と察してしまう。
「この感じ…しばらくは何も進めないやつだ」
そんなふうに悟った瞬間、深く落ち込むことがあります。
でも私は、そういうときに心を守るための「考え方の切り替え」を持つようにしています。
「今の自分にできること」だけを見るようにする
先の予定を立てると、不安になる。
やりたいことを考えると、できなさに押しつぶされる。
だから私は、そういうときは「今日やることは1つでいい」と決めています。
たとえば:
- ごはんを食べる
- 薬を飲む
- 歯をみがく
“最低限すぎること”を達成できた日は、「生き延びた日」としてカウントする。
それだけでOK、というルールを自分に与えています。
進めないときは、「回復のための待機時間」
「また止まってしまった」と思うと焦るけれど、
実はその“止まっている時間”が、回復のための準備になっていることがあります。
調子がよくなる直前、私はたいてい“何もできない数日間”を過ごします。
それを経験してからは、止まっているように見える時期も
「次の波に備える静養期」としてとらえるようになりました。
「もう一回、仕切り直せばいい」
無理が続くと、「またゼロに戻った」と感じることもあります。
でも実際は、ゼロじゃない。
たとえ一度倒れても、それまでの経験や失敗の記憶はちゃんと残っている。
だから私は、「また仕切り直せばいい」と自分に言い聞かせています。
“また同じことを繰り返すかも”という不安もあるけれど、
“またやり直せる”という安心もある。
その両方を抱えながら、今日を過ごすようにしています。
動けない日が続いても、それは「後退」ではなく「小休止」。
ちゃんと自分の心と体が、必要な準備をしている時間です。
「今はまだ無理そうだな」と気づけた自分を責めず、
また始められる日を、焦らず待っていくこと。
それもまた、病気と生きる技術のひとつだと思います。
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