はじめに
「障害があっても働きたい」「けれど、一般就労は難しい」——そんな私が選んだのが、就労継続支援A型事業所でした。この記事では、A型事業所で働く中で感じた“働く意味”と、その環境のリアルをお伝えします。
働けることへの“安心感”
A型事業所では、雇用契約のもと、最低賃金が保証される環境で働けます。私はここで月9万円を得ています。たとえフルタイムではなくても、社会との接点があるというだけで、「孤立していない」という安心感が生まれました。
一般就労との違い
A型は、一般就労のような競争社会ではありません。業務のスピードや成果より、「継続して通えること」が重視されます。私はパソコン作業ではなく、軽作業を担当しており、負担が少ないのも続けられている理由のひとつです。
お金以上に得られたもの
月9万円という収入は、贅沢はできませんが、「自分のお金」で生きる感覚を持てました。また、働いているという事実が、精神的な支えにもなっています。過去、長く病気で「何もできない」と感じていた自分にとって、これは大きな変化です。
働く意味を自分なりに見つける
「就職」や「キャリアアップ」ではなくても、「生活リズムが整う」「人と関われる」「自己肯定感が育つ」といった目的でA型を選ぶ人もいます。私もそのひとりです。
働く意味は、人それぞれ違っていていいと、今は思えます。
おわりに
A型事業所での就労は、人生を劇的に変えるものではないかもしれません。けれど、そこで見つけた「居場所」と「役割」は、今の私にとって何よりの財産です。
「働くことが不安」という方にこそ、A型の選択肢を知ってほしいと願っています。
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