働き続けることの難しさと向き合う
障害があると、体調や精神状態の波によって安定した勤務が難しい日もあります。特に、就労継続支援A型のような環境では、体調不良=欠勤になりやすく、月収にも影響が出ます。「自分は本当に働けるのか?」と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、無理なく働き続けるための工夫は確かに存在します。私自身、精神疾患を抱えながらも月9万円の収入を得て生活しています。今回はその中で意識している「続けるための3つの工夫」をご紹介します。
自分に合ったリズムを大切にする
まず重要なのは、「体調の波に合わせた生活リズムを守ること」です。A型事業所は原則週5日勤務ですが、フルタイムにこだわる必要はありません。無理に出勤して体調を崩せば、結局長くは続けられないからです。
私は、朝に弱いことを支援員さんに相談し、午前出勤ではなく午後からに変更してもらいました。可能な限り「自分の特性に合った勤務時間」に調整することで、長期的な就労が見えてきます。
「完璧」を求めすぎない
障害があると、「周囲の人と同じように働けない」と感じて落ち込むこともあります。しかし、完璧を求めすぎると疲弊します。
たとえば「毎日出勤するのが当たり前」と考えてしまうと、休んだときに自己否定につながります。私は「週に3日働けたら自分を褒める」というマイルールを作っています。小さな達成でも自分を認めることで、続けることがずっと楽になりました。
周囲に頼ることを恐れない
支援員さん、福祉の窓口、家族、パートナー…。自分ひとりで抱えず、状況を共有することがとても大切です。
たとえば、私は仕事のペースが落ちたときに、支援員さんと「何が原因か」「どうすれば楽になるか」を話し合うようにしています。周囲に頼ることは、甘えではなく「働き続けるための戦略」です。
無理なく続けることが最優先
障害があるなかで働くことは、健常者とはまったく違う難しさがあります。それでも「自分なりのペース」「自分なりの評価」「周囲との連携」を大事にすれば、無理せず働き続けることができます。
継続が最大の成果。そう信じて、今日も少しずつ歩みを進めています。
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