はじめに
「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」──そんな言葉が、知らず知らずのうちに心を追い詰めていませんか?
かつての私もそうでした。病気になるまで、自分に無理をさせていることにすら気づけなかったのです。
今回は、「無理をしない生き方」がどれほど大切かについて、自分の経験を交えながらお話ししたいと思います。
無理をすると心が壊れる
私は大学時代、うつ病を抱えながら「普通の人のように生きなきゃ」と思い込んでいました。
朝がつらくても新聞配達に出かけ、遅刻を繰り返しながらも大学へ通い、周囲には平気なふりをしていました。
その結果、限界を超えた心は静かに壊れていき、最終的には20年以上にわたる闘病生活へと続いていきました。
無理をすることは、一時的に成果を得られることがあるかもしれませんが、長期的に見ると「心の借金」をしているようなものです。利息は必ず返さなければいけません。
「頑張らない」という選択肢
今の私は、「頑張らないこと」を大切にしています。
朝起きられない日は、無理に起きません。作業所に行けない日も、「それが今の自分」と受け入れています。
「サボっている」「甘えている」と言われることもあります。でも、他人の声より、自分の声を大事にするようにしました。
結果として、気持ちが安定する時間が少しずつ増え、自分のペースで副業やブログに取り組めるようになりました。
自分を責めない工夫
どうしても「できない自分」を責めてしまうときは、以下のような工夫をしています。
- 「今日はこれだけできた」と小さな成果に目を向ける
- 他人と比較しない。過去の自分と比べるだけにする
- 「休むことも行動のひとつ」と捉える
これだけで、ずいぶんと心の圧が軽くなります。
おわりに:無理をやめたら、人生が戻ってきた
「無理をしない生き方」は、なにも諦めではありません。
むしろ、心の余白を取り戻し、本当に大切なことに集中できるようになります。
以前の私は「休んだら終わり」と思っていました。
でも今は、「休んだことで、もう一度人生を始められた」と感じています。
これを読んでいるあなたも、もし今「無理してるかも」と感じたら、少しだけ手をゆるめてください。
心がほっと息をつく時間、それが、あなたの生きる力を取り戻す第一歩になるかもしれません。
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