嬉しいも悲しいも、何も感じない。感情が消えたように思えるときの自分との向き合い方

「笑ってるけど、心が動いていない」
「悲しいはずなのに、涙も出ない」
「何をしても“無”の感覚になる」

そんなふうに、感情が遠くなってしまったように感じることはありませんか？

この記事では、「何も感じられない自分」に戸惑うときに、どう理解し、どう過ごせばいいのかをお伝えします。

感情がわかなくなるのは、心の“一時停止”状態かもしれない

感情が湧かないのは「心が壊れた」わけではなく、
心が過度なストレスから自分を守ろうとして“反応を止めている”状態です。

たとえば：

• 繰り返しつらいことがあった
• 自分の感情を後回しにし続けてきた
• 「何を感じてもムダだ」と思い始めていた

このような積み重ねで、心が感じる力を一時的にオフにしていることがあります。

何も感じないときに、自分を責めないためにできること

① 「感じない自分」を観察してみる

「今、自分はなにも感じない」
「何かを感じないようにしてるかも」
そうやって、“感じない”という状態そのものを認めることから始めましょう。

② 「感情を戻そう」と無理にしない

焦って感情を取り戻そうとすると、逆に苦しくなることも。
今は心が休んでいる時間だととらえ、感覚が戻るのをゆっくり待ちましょう。

③ 小さな“気配”に意識を向ける

感情はなくても、

• お風呂の温かさ
• 飲み物の味
• 外の光や音

こういった感覚のサインに少しずつ意識を向けることで、心のエンジンが静かに動き出すこともあります。

まとめ：「何も感じない自分」も、ちゃんと生きている

感情が動かないと、自分が空っぽになったように感じるかもしれません。
でもそれは、心が生きるために静かになっているだけ。

「今は無感情。でも、いつかまた感じる日が来る」
そう信じて、自分にとっての“安全な場所”を作りながら、過ごしていきましょう。