「制度に頼るなんて、負けた人がやること」
昔の私は、そう思い込んでいました。
誰に言われたわけでもない。
でも、どこかでずっとそう感じていたんです。
頼らずにがんばるのが「偉い」と思ってた
体調が悪くても、意地で働いていた時期がありました。
寝込んでいても、「大丈夫」と言い続けた。
「甘えたくない」「迷惑をかけたくない」
――そんな気持ちで、自分の限界をごまかしていた。
「制度に頼るくらいなら、我慢したほうがマシ」
そう思っていたんです。
本当に負けていたのは、「助けを拒んだ自分」だった
限界まで頑張って、結局、心も体も壊れました。
あとになってから、ようやく気づいたんです。
“頼ることが負け”なんじゃなくて、
“頼れずに壊れてしまうこと”の方が、よほどしんどいって。
支援を受けることは、弱さじゃない。
むしろ、自分を大切にするための勇気だった。
制度を使って「勝ち負け」なんてない
冷静に考えれば、制度って社会のセーフティネット。
困ったときに使えるのは当たり前で、
それを「使わない人が勝ち」なんて誰も決めていない。
でも、社会の中の“空気”や“常識”に縛られて、
自分で自分を不自由にしてしまっていた。
まとめ：頼ることは負けじゃない。命を守るための選択肢だ
制度に頼ってもいい。
それは、恥でも敗北でもなく、命を守る知恵なんだと思う。
むしろ、一人で抱え込むことのほうが、ずっと危険だった。
支えてもらいながら生きていくことは、
立派な「生き抜く力」だと、いまなら言えます。
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