「同い年の人はもっと稼いでる」
「友だちはもう家庭を持ってる」
「普通はこの年で正社員で働いてる」
そんなふうに、他人と自分を比べては落ち込む毎日だった。
病気になったこと、
働けなくなったこと、
制度を使わなきゃ生活できないこと――
全部が「負け」のように思えていた。
制度を使うことで、自分の“土俵”が見えてきた
最初に使ったのは、自立支援医療だった。
そのあと、障害者手帳、就労継続支援A型。
制度に頼っている自分は、どこか“下の立場”だと思っていた。
でも、ある日ふと気づいた。
自分は「助けられる側」じゃなくて、「生きようとしてる側」なんだと。
他人と比べる前に、
「今日をちゃんと過ごせた自分」を見てあげる方が大事だった。
他人のレールに乗る必要なんて、そもそもなかった
就労継続支援A型で働くようになってから、
少しずつ生活のリズムが整っていった。
収入は少ない。
でも、確実に“自分のペース”で働けていた。
誰かと比べても、意味がない。
「自分は、自分の道をちゃんと歩いてる」
そう思えるようになった。
制度を使ってる＝弱い、じゃなかった
制度を使うのは「甘え」だと思ってた。
でも今は、
「自分を守る力」だと思ってる。
社会には、支える仕組みがある。
それを使えるようになることは、むしろ強さかもしれない。
まとめ：比べるのをやめたら、少しだけ笑える日が増えた
他人の人生をうらやんでばかりだったけど、
今は「自分なりに進んでる」と思えるようになった。
制度がそれを支えてくれた。
比べるより、自分を認める。
それが、回復の第一歩だった。
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