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制度を卒業することが“ゴール”じゃなかったと気づいた話


制度を使いながら生きていると、いつの間にかこう思ってしまうことがあります。
「いつかは卒業しなきゃ」
「ずっとこのままじゃダメだ」
「支援を受けている状態は“途中”なんだ」と。

でも最近は、少し違う見方ができるようになってきました。
制度を卒業することが「正解」ではなく、今の自分に合った生き方を続けていくことこそが大切なんじゃないか――と。


「抜け出さなきゃ」に縛られていた時期

卒業=成功、という思い込み

制度を使っている間は、なんとなく「ここは仮の場所」「本番は“自分の力だけで立てるようになったとき”」という感覚がありました。
「いつか卒業して、ちゃんと働いて、自立した姿を見せなきゃ」と思っていました。

でも、その“ちゃんと”は苦しかった

「まだここにいる自分は未熟」「制度に頼っている間は半人前」――そんな考え方が、心のどこかにこびりついていたせいで、回復してきても自信が持てず、喜べない状態が続きました。


卒業しなくても、ちゃんと生きていける

制度の中で生活が安定してきた実感

働くペースは週3日。収入も多くはない。
でも、気持ちは安定していて、体調も崩しにくくなった。
「このバランスで続けられるなら、それでいい」と思えるようになってきたとき、少しずつ自分を肯定できるようになりました。

「卒業」ではなく「選択肢」として考えるように

制度を使い続けることもひとつの道。必要がなくなれば離れることもある。
でもどちらも「生き方のひとつ」であって、上下ではありません。
むしろ、「支援を受けながら無理なく生きていく」ことは、今の社会にこそ必要な考え方だとすら感じています。


大事なのは、自分らしい暮らしができているかどうか

どこにいても、自分を守れる選択を

卒業することを目標にするより、
「自分の心と体を大事にできるかどうか」
「つぶれずに生活を続けられるかどうか」
そのほうが、よほど大事なゴールだと、今では思っています。

必要な支援があれば、それを使い続けていい

制度は“使いどき”が来たら使えばいいし、“離れどき”が来たら離れればいい。
それだけのことです。
「ずっと使っていてもいい」と思えたとき、ようやく心が軽くなりました。


まとめ:卒業しなくても、人生は前に進める

支援を受け続ける人生だっていい。
自分らしい働き方や暮らし方があれば、それがちゃんとした人生です。

制度を卒業することが目的じゃなく、
制度を通じて「生き方の幅を広げること」が、ほんとうの意味での“回復”だったのかもしれません。

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