働けない、集団が苦手、人間関係に自信がない――
そんな状態が続くと、気づけば「この社会に、自分の居場所なんてあるのだろうか」と感じてしまうことがあります。
私はしばらくの間、どこにいても落ち着かず、
誰といても“違和感”を覚えていました。
でも、そんな私でも、少しずつ「自分なりの居場所」を見つけていくことができたのです。
目次
「ちゃんと話せる場所」がなくなると、孤独は強くなる
家族や友人との関係がうまくいかなくなり、
職場にもなじめず、SNSを見ても疎外感ばかりが募る。
「もう、誰ともわかり合えないんじゃないか」とすら思っていた時期もありました。
そんな中で気づいたのは、
“孤独”は「ひとりでいること」そのものではなく、
「つながりの感覚が持てないこと」で深まるということでした。
居場所=「安心して存在できる空間」
その後、私は意識して「評価されない空間」を探すようになりました。
・誰かと比べられない場
・調子が悪くても無理に理由を聞かれない場
・黙っていても咎められない場
それはネットの掲示板かもしれないし、
図書館や公園、地元の小さなカフェかもしれません。
「役割を果たす必要がない空間」で過ごすことが、
息をつくための時間になりました。
「合わない場所」から離れる勇気も大切だった
私は以前、「居場所を失うくらいなら、合わなくても我慢しよう」と思っていました。
でも、“合わない場所に無理に居続けること”が、かえって自尊心を削っていくことに気づきました。
だから、距離を置く。沈黙を選ぶ。疎遠になる。
それも一つの選択肢なのだと、自分に許可を出すようにしました。
小さな「居場所メモ」をつくってみた
これは実際に私がやってよかったことですが、
「ここに行くとちょっとホッとできる」場所や習慣を、メモにして残しておきました。
・午後の誰もいない図書館の端っこの席
・100円で買えるコンビニの温かい飲み物
・朝5時の、誰もいない時間に散歩する習慣
“居場所”は大きなコミュニティじゃなくてもいい。
安心できる感覚をくれる要素を、生活の中に増やすことがポイントでした。
まとめ:社会の中で「ここならいてもいい」と思える場所は、自分で探していい
「社会の中で生きづらい」と感じるとき、
無理に“普通”に合わせる必要はないと思います。
自分なりの心地よさを大事にしながら、
少しずつ、“いてもいい場所”を増やしていく。
それが、今の私にとっての“社会を生き抜く工夫”のひとつです。
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