「助けてほしい」と言ったのに、断られてしまった。
相談したのに、「うちでは無理です」と言われた。
その瞬間、心のなかの小さな希望が、一気にしぼんでしまった気がしました。
私にとって、支援を求めること自体が大きな勇気でした。
だからこそ、それを受け止めてもらえなかったときのダメージは、想像以上に大きかったのです。
目次
「私の価値なんてない」と思ってしまったあの日
支援が断られたとき、私はこう思いました。
「自分は社会から必要とされていないのかもしれない」
「ちゃんと困ってるのに、伝わらないなら、もう終わりだ」
「がんばって声を上げたのに、何の意味があったんだろう」
その日から何日かは、家から出る気力も失い、
ただじっと、静かに落ち込んでいました。
小さな生活のルーティンを取り戻す
気持ちがどん底に落ちたとき、まず意識したのは
「生活をゼロから立て直す」ことでした。
・朝起きたらカーテンを開ける
・好きな飲み物を用意する
・予定がなくても服を着替える
気分は戻らなくても、日常の“かたち”を保つだけで、
気持ちが少しずつ整っていくのを感じました。
信用できる「一人の人」にだけ、弱音を出してみた
制度や支援機関には断られてしまったけど、
自分のまわりを見渡せば、
「否定せず、話を聞いてくれる人」がひとりだけいました。
私はその人に、「また断られちゃってさ」とメッセージを送りました。
返事の内容よりも、“誰かにわかってもらえた”感覚が、心の中の支えになりました。
断られた理由を「自分の否定」と受け取らないようにした
後になって思うのは、支援を断られた理由が、
「私が悪いから」ではなかったということです。
・その機関の対象ではなかった
・タイミングが合わなかった
・制度の限界だった
自分の価値とは無関係な事情があったんだ、と理解できたことで、
“私がダメだから”という思い込みから少し解放された気がしました。
まとめ:断られたあとも、生きることを諦めなくていい
支援が通らなかったことは、とてもつらかった。
でも、その経験をきっかけに、
「本当に自分に必要な支えは何か」を、見つめなおすことができました。
立ち直るのに時間はかかったけれど、
あのとき諦めなくて本当によかった。
今の私は、そう思えています。
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