以前の僕は、「お金がない=不安」としか考えられませんでした。
通帳の残高が減るたびに焦り、制度が使えないと将来が怖くなって──。
でも、あるときから少しずつ、「お金だけじゃない安心感」を持てるようになってきました。
月9万円の収入でも、不安ばかりではなくなってきたのは、なぜなのか?
今回は、僕なりの“お金に頼らない安心感の育て方”をお伝えします。
目次
1. 「今日どうにかなっている」を実感する
通帳の数字は変わらなくても、
- 家に帰れる場所がある
- 冷蔵庫に何かしら食べ物がある
- 体調が崩れていない
そんなふうに「今日が無事であること」を意識するようになったら、少しずつ不安がやわらぎました。
2. ルーティンの安定が“心の土台”になる
「朝起きて、事業所へ行って、帰ってご飯を食べる」
この繰り返しができるようになるだけでも、安心感は変わります。
決まったリズムがあると、外側の変化に振り回されにくくなる。
生活リズムそのものが“支え”になってくれるんです。
3. 人との小さなやりとりに救われる
- 彼女と何気ない会話ができる
- 支援者から「おつかれさま」と言われる
- ブログを読んでくれた人がいる
こうした「存在を認めてもらえる瞬間」は、安心感を育ててくれます。
お金では買えない“つながりの手応え”が、静かな自信になっていきます。
4. 「最悪の想定」にも慣れておく
「お金が尽きたらどうしよう」と想像して、不安で眠れなかったこともありました。
でも、「最悪、どうなるか?」を一度ちゃんと考えてみたら、意外と冷静になれました。
- すぐには路上生活にならない
- 役所に相談すれば何らかの手段がある
- 何度でも生活を立て直せる可能性がある
“不安の正体”を知ることで、かえって安心できるようになったのです。
5. 「自分で選んで暮らしている」と思えること
制度に頼れない、収入が少ない、選択肢が限られている。
それでも、「これは自分で選んだ」と思える生き方をしていると、不思議と落ち着きます。
たとえば、
- 無理に就職せず、A型での安定を優先している
- 贅沢しないけど、健康は意識して暮らしている
- 自分の経験をブログに書いて発信している
小さなことでも「決めている感覚」は、安心感の芯になります。
まとめ
- お金がなくても、今日が無事ならそれだけで安心材料になる
- 生活リズムの安定が、心の落ち着きを支えてくれる
- 他人とのやりとりの中に、安心感のヒントがある
- 「最悪を考えてみる」ことで不安が小さくなることもある
- 自分の意志で選んで生きている実感が、安心の土台になる
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