はじめに:「このまま雑記でいいの?」と迷い始めたあなたへ
ブログを始めたばかりの頃は、「書けることを自由に書こう」と考えていた方も多いはずです。
でも、10記事、20記事と積み重ねていく中で、
「収益につながる記事って何だろう?」
「このままだと方向性がブレそう…」
「そろそろテーマを絞るべき?」
…というモヤモヤを感じる瞬間がやってきます。
私自身も雑記ブログからスタートして、途中で「軸を作りたい」と悩みました。
そこで行きついたのが、“ゆるやかな特化”という考え方です。
雑記ブログ=ダメじゃない。でも限界がある。
雑記ブログの良いところは、「ネタに困らない」「好きなことが書ける」点です。
最初のうちは、ブログに慣れるという意味でもベストな選択肢です。
しかし――
読者が「このブログは何の情報があるの?」と分かりづらい
Googleがテーマ性を判断しづらく、SEO評価が上がりにくい
アフィリエイト導線が散らかり、収益化しづらい
…といった「収益化の壁」にぶつかるのが現実です。
では、どうすればよいのでしょうか?
解決策:雑記から“ゆるやかに特化”していく
いきなり「特化ブログ」に方向転換するのは大変です。
書けるネタも限られ、苦しくなってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、「ゆるやかな特化」。
つまり、「ある程度テーマを絞りつつ、雑記要素を残す」スタイルです。
例:
雑記 → 「副業×メンタルヘルス」中心に
雑記 → 「障害者支援×働き方」中心に
雑記 → 「ブログ運営×初心者向けノウハウ」中心に
こうすることで、Googleや読者にとって“覚えやすいブログ”になります。
実践ステップ①:過去記事をジャンル別に整理する
まずは、これまで書いてきた記事を振り返ってみましょう。
どのジャンルが多かった?
どんな記事にアクセスが集まっている?
自分が「もっと書きたい」と感じるテーマは?
Googleアナリティクスやサーチコンソールが使える方は、
CTRや検索キーワードも参考にして、「軸になりそうなジャンル」を探ります。
ジャンル例:
ブログ運営(PV・収益・失敗談など)
就労支援/障害者福祉
副業/在宅ワーク/フリーランス
メンタルヘルス/うつ病・統合失調症との向き合い方
あなた自身の「経験」「苦労」「興味」が活かせるジャンルがベストです。
実践ステップ②:主力ジャンルで10〜20記事を書く
雑記ブログの中でも「このジャンルで強くなる」と決めたテーマについて、
10〜20記事を集中して書いてみましょう。
この段階でのポイントは以下の3つ:
キーワードを意識して、検索される構成にする
体験談と一次情報をしっかり入れる(オリジナリティUP)
内部リンクを意識して、記事同士をつなげる
特定ジャンルの記事がある程度まとまると、Googleも「このブログは○○に強い」と判断しやすくなります。
実践ステップ③:アフィリエイト商品を絞る
収益を目指すなら、記事テーマと商品が結びついていることが大事です。
例えば:
ブログ運営ジャンル → サーバー(Xserverなど)、ASP(もしも・A8.net)
働き方ジャンル → 求人案件、クラウドソーシング、転職支援
メンタル・障害福祉ジャンル → 就労支援、相談支援、書籍、資格講座
いきなり収益を狙わず、「読者の役に立つサービス紹介」から始めましょう。
商品リンクを貼るだけでも、徐々に収益導線が作られていきます。
実践ステップ④:「雑記」部分は“サブカテゴリ化”する
テーマを絞ったとしても、いきなり完全な特化にする必要はありません。
雑記要素は「息抜き」として残してOK。
たとえば:
メイン:ブログ運営・副業系
サブ:日常の気づき、映画・本レビュー、生活の工夫
ただし、カテゴリ分けを明確にして「読みやすさ」を意識しましょう。
雑記部分はサブとして扱うことで、ブログ全体の軸がブレずに保てます。
実践ステップ⑤:「〇〇に悩む人へ」というコンセプトを明確にする
読者から見たときに、「このブログは誰の、何の悩みを解決してくれるのか」が分かるようにしましょう。
例:
「就労支援で悩む障害当事者向け」
「副業に踏み出せない初心者向け」
「ブログで心が折れそうな人を励ますブログ」
あなたの体験こそが、誰かにとっての“希望”になります。
おわりに:「特化に迷ったら、“自分の人生”に寄せる」
テーマを決めようとすると、つい「稼げるジャンル」を探しがちです。
でも、本当に大事なのは「自分が語れる・続けられるテーマ」かどうか。
ブログは短距離走ではなく、マラソンです。
だからこそ、自分の人生や価値観に合ったテーマが最強の武器になります。
「ゆるやかな特化」は、あなたらしさを残しながら収益化へ近づく方法です。
焦らず、少しずつ「柱」を作っていきましょう。
次回予告(第12記事目案)
「ブログをやめたくなった時に読む記事」
→ モチベーション低下、伸び悩み、孤独…そんなときの“心の保ち方”を綴ります。
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