「働かなきゃいけない。でも普通の職場は無理」
そんなふうに悩んでいた時期が、私にもありました。
うつ病から統合失調症に診断が変わり、将来に対する不安は日々増すばかり。
そんな時に出会ったのが、「就労継続支援A型事業所」でした。
「聞いたことはあるけど、実際どうなの?」
私自身も最初は半信半疑でした。今日は、そこで感じたリアルな実体験をお話しします。
就労継続支援A型とは?ざっくり解説
A型事業所とは、障害や病気を抱えた人が雇用契約を結んだうえで働ける場所です。
作業時間は週20時間未満が多く、最低賃金が保証されます。
一般の職場よりも配慮があり、職員のサポートも受けられるため、
「いきなり普通の職場は厳しいけど、少しずつ働きたい」という方に向いています。
利用までの流れ:どうやって入所した?
私の場合、精神科の主治医に相談したことがきっかけでした。
区役所の小冊子で紹介される
→見学・体験を経て、事業所を決定
→障害福祉サービスの申請(市区町村)
→利用開始
実際に働いてみて:仕事内容と感想
私が通っている事業所では、主に以下のような作業を行っています。
施設外就労 倉庫のピッキングなどの軽作業
シール貼り、封入作業
簡単な組み立てや仕分け作業
週5日・1日4時間。
慣れるまでは「家を出るだけで精一杯」でしたが、徐々に体力と自信が戻ってきました。
何より嬉しかったのは、「怒られない職場」だったことです。
病状によって休んでも理解してもらえるし、
作業のペースも「自分に合った速さ」でOKと言ってもらえました。
精神障害者にとっての「安全基地」
私にとって、A型事業所は「社会との接点」でした。
長年引きこもっていた自分にとって、他人と関わりながら働くというのは勇気が必要でした。
けれど、「同じように悩みを抱えた人たち」と一緒に作業できることで、
少しずつ心がほぐれていきました。
もちろん、すべてが理想通りではありません。
・事業所によって雰囲気や仕事内容がまったく違う
・中には「ただの安い労働力扱い」のような場所もある
・人間関係に悩むこともある
だからこそ、見学・体験は絶対にやるべきだと感じています。
利用してよかった?後悔は?
正直に言えば、「もっと早く知っていればよかった」と思いました。
・生活リズムが安定する
・人とのつながりができる
・少額でも「給料」をもらえる喜びがある
私は今、月収9万円。決して多くはありませんが、
この「働けている実感」は、確かな自信に繋がっています。
これからA型を検討する方へ
精神疾患を抱えていると、働くこと自体が大きなハードルになります。
でも、「全部ひとりで頑張らなくていい」と気づけたことは、私にとって大きな収穫でした。
今つらい思いをしている方へ、私はこう伝えたいです。
「A型事業所は、あなたの再出発を後押ししてくれる“土台”になるかもしれません。」
おわりに:次は「自分で稼ぐ」挑戦へ
このブログでは今後、A型での経験を活かしながら、
「どうやって在宅ワークやブログで収益を作っていくか」にも挑戦していきます。
A型は“ゴール”ではなく、“スタートライン”。
誰かの参考になれば嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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