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就労継続支援A型で働いて感じたリアルと、そこから抜け出したい人へのヒント

障害とお金、仕事

はじめに

「このまま、就労継続支援A型で働き続けていいのだろうか?」
そう思い始めたのは、ふと将来のことを考えたときでした。

安定はしている。周囲の理解もある。けれど、“自分の人生を生きている”実感が薄い──。
この記事では、私がA型事業所で働いた実体験をもとに、リアルな感想と、そこから抜け出したいと考える人へのヒントをまとめました。

今、同じような悩みを抱えている方の背中を、そっと押せたら嬉しいです。


A型事業所で働いてわかったこと

私は現在、就労継続支援A型を利用しており、月収は約9万円です。
仕事内容は軽作業や事務補助など。無理のない範囲で配慮されており、「社会復帰の第一歩」としては確かにありがたい制度だと感じました。

しかし、働くうちに、次のようなリアルにも直面しました。

▸良かったこと

  • 周囲が障害への理解を持っているため、精神的に安心できる
  • 朝が苦手でも柔軟な対応をしてもらえる
  • 休職やブランクへの罪悪感が薄まる

▸しんどかったこと

  • 給料が低く、生活費を自力でまかなうのは難しい
  • 単純作業が多く、やりがいや達成感が感じにくい
  • 将来のキャリア形成が見えにくく、モチベーションが保ちにくい
  • 周囲が「ここで一生働く」と決めている人も多く、向上心を出すのが浮いてしまう空気

A型が合っている人もいます。でも私には、「このまま何年もここにいるのは違う」と感じる瞬間が、少しずつ増えていきました。


なぜ「このままではいけない」と思ったのか

一番のきっかけは、ある日、ふと手帳に「3年後の自分」を想像してみたことでした。
そのとき浮かんだのは、今とほとんど変わらない生活、そして不安なままの将来。

「MARCH法学部を出て、30年近く病気と闘って──。このまま9万円の収入で、何を目指せばいいんだろう」
どこかで、“生き残ることだけが目標”になってしまっていたことに気づきました。

そこから、「今からでも、少しずつできることをやってみよう」と思い立ちました。
その一つがブログでした。


私が選んだ“外に出る”一歩:ブログという選択肢

最初は小さな挑戦でした。
朝が起きられなくても、通勤できなくても、自分のペースでできる在宅の仕事。
人と話さなくても、自分の言葉で人とつながれる表現の場。

ブログは、“できること”に目を向けるきっかけになりました。

もちろん、すぐに収益化できたわけではありません。
でも、記事を書き続けることで、「自分にも発信できることがある」と思えるようになりました。
そして今、こうしてこの記事を読んでくださっているあなたとも、言葉を通じてつながれています。


今、あなたに伝えたいこと

就労継続支援A型は、「守られた場所」であると同時に、「そこから抜け出しにくい場所」にもなり得ます
でも、それに気づいたときが、実は人生のターニングポイントなのだと私は思います。

私もまだ途中です。
でも、踏み出した先に、“自分の人生”を取り戻す感覚が少しずつ戻ってきています。


おわりに

このままA型で働き続けるのも、一つの道。
でも、「もっとこう生きたい」と思ったなら、その気持ちを否定しないでください。

小さなことからでも、自分のペースで動き始めれば、道は変えられます。
私がそうだったように、あなたにもできるはずです。

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