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精神障害者が彼女と暮らすということ。実家を出て見えた「生活のリアル」

障害とお金、仕事

こんにちは。
私は精神障害を抱えながら、就労継続支援A型で働き、月収9万円ほどで生活しています。
この記事では、「実家を出て彼女と暮らす」という決断が、精神的・経済的にどう影響したかを、リアルにお伝えします。


実家ではなく彼女との同棲を選んだ理由

精神障害があると、生活の多くを家族に頼ることも珍しくありません。
私も長年、実家で暮らしていましたが、「自立」や「対等な関係性」を意識するようになり、同じような価値観を持った彼女との同棲を選びました。

精神的な支えとしてのパートナー

彼女は、私の病気や状態について理解があり、配慮しすぎず、かといって放置しすぎず。
“寄り添いながら自立を応援してくれる存在”として、日々の生活に安心感をもたらしてくれます。


生活費の分担とリアルな出費

私の収入は月9万円。
彼女もそれほど高収入ではありませんが、話し合って生活費は以下のように分担しています。

  • 家賃・光熱費は基本的に折半
  • 食費はその月の余裕に応じて柔軟に
  • 日用品は共同で管理
  • 個人の支出は各自で管理

同棲によって生活費の負担は多少軽減されました。たとえば家賃も半分ずつなので、実家の時より「お金の感覚」を持てるようになったのも変化です。


一緒に暮らすことで見える「心の波」

精神疾患があると、気分の波やストレスによるダウンが日常的にあります。
同棲していると、隠せない部分も出てきます。

ただ、それは悪いことばかりではありません。
一人暮らしの頃は「誰にも見られていない」という孤独感で落ち込みが加速することもありましたが、今は「誰かがいる」ことで気持ちが少し安定する場面も増えました。


支え合い、依存しすぎない暮らし

重要なのは「依存しすぎないこと」。
彼女の負担にならないように、できることはできる範囲でやる。
無理をして「健常者のフリ」をせず、正直に体調を共有しながら過ごす。

このバランスが取れてきたのは、失敗と対話の積み重ねがあったからです。


同棲生活は「生活の訓練」でもある

一緒に暮らすことで、自然と生活スキルも身につきました。

  • 家計管理
  • 掃除や炊事
  • スケジュールの調整
  • 他者との距離の取り方

就労移行などで行う「生活訓練」に近い要素が、日常の中に自然と組み込まれています。


まとめ:障害があっても「暮らし方」は選べる

精神障害があると「同棲なんて無理」「一人で生活できない」と決めつけてしまいがちですが、工夫と対話、そして相手の理解があれば、不可能ではありません。

私たちは“完璧なカップル”ではありません。
でも、お互いの弱さも受け入れながら、「できることを無理なくやる」暮らしを続けています。


この実体験が、どなたかの希望や参考になれば嬉しいです。
ご感想やご質問があれば、お気軽にコメントください。

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