（就労継続支援を選ぶときに知っておきたいポイント）
就労継続支援とは何か？
就労継続支援には「A型」と「B型」の2種類があります。
どちらも障害のある人が「働く」「訓練する」ことを目的に作られた福祉サービスですが、支援の中身や求められるスキル、収入の形が大きく異なります。
- A型：雇用契約あり。最低賃金以上の時給が保証される。
- B型：雇用契約なし。作業分のお金が「工賃」として支払われる。
つまり、「働く場所」としてのA型、「リハビリ・訓練」としてのB型
A型とB型、それぞれに向いている人
A型に向いている人
- ある程度、生活リズムが安定している
- 指示された作業を継続的にこなせる
- 一般就労を視野に入れている
- 勤務日数や時間にある程度対応できる
B型に向いている人
- 体調や精神状態に波がある
- 短時間・低負荷で社会参加したい
- 働く自信がないが、ステップを踏みたい
- 生活リズムの改善や対人訓練が必要
B型は「無理なく通う」「生活を整える」ことを第一に考えてよく、A型は「できる仕事を増やしていく」「職場での対応力を身につける」場と言えるでしょう。
選び方のコツ
自分に合った支援を選ぶためには、理想ではなく、今の自分にとって無理のない場所を選ぶことが大切です。
- 無理にA型に挑戦して、体調を崩してしまっては本末転倒です。
- B型からスタートして、徐々に体力やスキルをつけていくのも立派な道です。
また、実際の事業所によって雰囲気・作業内容・職員の対応などが大きく違うため、体験利用をしてみることを強くおすすめします。
働き方は人それぞれ
「A型＝えらい」「B型＝ダメ」といった考え方は誤解です。
どちらもその人のペースに合わせた大切な選択肢です。
大切なのは、今の自分に必要なサポートを選び、焦らず前進すること。どんな選択でも、自分を大切にすることが最優先です。
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