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障害があることで得たもの・失ったもの

障害とお金、仕事

―「ただ苦しかった」で終わらせないために―

精神障害を抱えて生きるというのは、言葉にできないほどの葛藤と向き合う時間でもあります。
何かを「失った」と感じることは多い。けれど、その中で「得たもの」も、確かに存在しました。
今回は、私自身の実感をもとにお話しします。


【失ったもの】

当たり前にできていた日常

体調が不安定な時期は、起きる・食べる・出かける――
そんな日常のすべてが“難しいこと”に変わりました。
以前なら普通にできていたことが、突然できなくなることの喪失感。
これは非常に大きなものでした。

将来への自信

「このままで生きていけるのか?」
「働けなかったら、どうなる?」
何年も不安が頭を支配し、将来のビジョンが描けなくなりました。
自信は、少しずつ削られていきました。

人とのつながり

体調が悪いと、連絡を取るのも会うのも難しくなります。
距離ができてしまった人間関係もあり、孤独を強く感じるようになりました。


【得たもの】

他人の痛みに気づける目線

苦しんだ経験があるからこそ、
「この人、無理してるかも」
「言葉にできないことがあるのかも」
――そんなふうに、人の“見えない部分”に目が向くようになりました。
それは、人間としての大事な感覚だったと感じています。

自分を労わる力

限界を超えて壊れる前に、「無理だ」と言えるようになりました。
昔は自分に厳しく、追い詰めがちでしたが、
「今日は休もう」「それでいい」と、自分を許す力を得た気がします。

新しい価値観

効率や成果だけで物事を判断する価値観から離れ、
「小さくても、自分にとって大切なことを見つける」感覚を得ました。
人と違う道を選ぶことへの抵抗も、少しずつ減ってきました。


「失ったもの」だけを見ないでいい

確かに、障害によって人生は変わりました。
でも、それがすべて“マイナス”だったわけではない。
今の私は、「障害があるからこそ、得られた視点や人とのつながり」があることも知っています。


まとめ:喪失と獲得は、いつも背中合わせ

  • 障害によって失ったものは確かにある
  • でも、その過程で得た「人としての豊かさ」もある
  • 苦しみの中でも、自分なりの価値を築くことはできる

「失ったもの」だけに目を向けるのではなく、
「今の自分にあるもの」も、ぜひ見つめてみてください。

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