誰かと一緒に暮らすというのは、支え合いでもあり、すり合わせでもあります。
特に障害があって生活のリズムに波がある僕にとって、“同棲”はうれしさと難しさが混ざった毎日でした。
今回は、自分の体調や生活リズムを守りながら、パートナーとの生活を続けるために意識していることを紹介します。
目次
他人と暮らすことは、予想以上にエネルギーを使う
一人暮らしのときは、朝起きる時間、食事のタイミング、話す・黙るなど、すべて自分のペースでできました。
でも同棲を始めると、「誰かがいる」というだけで、無意識に気を張ってしまうことがあります。
たとえ相手に悪気がなくても、「合わせなきゃ」と思うことで疲れる場面は少なくありません。
自分のペースを守るためにやっていること
1. 朝の時間は“それぞれ”で過ごす
朝が苦手な僕にとって、同じタイミングで動こうとするのは負担でした。
そこで、「朝は無理に会話しない」「起きる時間はずらしてOK」という暗黙のルールを共有しています。
起きてすぐの時間は“ひとりの空間”にしておくことで、気持ちが安定します。
2. 一人の時間を「必要なもの」として認める
同じ家にいても、常に一緒にいる必要はありません。
「別々の部屋で過ごす時間」や「用事がなくても散歩に出る時間」を意識的につくっています。
それは逃げるための時間ではなく、自分を保つための時間。
彼女もその価値を理解してくれているので、ありがたく感じています。
3. 「今日は無理かも」を言える関係をつくっておく
体調が悪い日、精神的に落ちている日、「今日は一緒に食事できないかも」と感じることもあります。
そんなときに我慢して合わせると、あとで反動がきてしまいます。
だからこそ、「今日はちょっと一人でいたい」と素直に言える関係性を築いておくことが大切だと思っています。
4. 相手に“予定を合わせすぎない”
買い物や食事、就寝時間まで毎回ぴったり合わせようとすると、どちらかが無理をすることになります。
なので、あえて「別々に動く日」も混ぜるようにしています。
たとえば「今日は先に寝るね」「買い物は別で行こうか」といったように、ペースを合わせすぎない工夫をしています。
「自分のリズムを保つこと」は、関係を続けることでもある
誰かと一緒に暮らす中で、自分のリズムを崩しすぎると、
関係そのものにも無理が出てきます。
だから、自分を大事にすることが、結果的に相手を大事にすることにもつながると思っています。
「無理に合わせない」ことは、わがままではありません。
お互いにとって心地よい距離感を探し続けることこそが、同棲を長く続けるコツだと感じています。
まとめ
- 同棲中は「気をつかいすぎて疲れる」ことがある
- 自分のリズムを守るには「朝の時間」「一人の時間」を確保するのが大切
- 無理をしないで断る・分けることは、関係を壊すどころか守ることにもなる
- お互いが“自分らしくいられる空間”を尊重しあうのが、長く暮らす鍵
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