「収入が少ない=不安定」と思われることが多いけれど、実際に月9万円で暮らしている僕の実感としては、“お金の多さ”と“安心感”は必ずしも一致しないと感じています。
もちろん余裕があるとは言えません。でも、だからこそ身についた「安心のつくり方」があります。
今回は、少ない収入でも安心を感じられるようになった、5つの工夫や考え方をご紹介します。
目次
1. 支出を「見える化」して、“不安の正体”をはっきりさせる
お金がないときほど、不安がぼんやりと大きく見えてしまうものです。
でも実際に家計簿をつけて、「何にどれだけ使っているか」「何が足りないのか」を数字で見ていくと、“思っていたほど深刻じゃない”と気づくこともあるのです。
「不安」の正体がぼやけているときは、まず“見える化”する。
それだけで、安心感は一段階増します。
2. 生活の“軸”を明確にしておく
僕にとっての生活の軸は、
- 家賃をちゃんと払えること
- 食べるものがあること
- 通院ができること
この3つが守られていれば、「なんとかなる」と思えるようになりました。
あとは削っても、延期しても、なくてもいいと割り切る。
すべてを満たすことより、“これだけは外せない”を守ることが、安心の土台になります。
3. 「やりくり」に自分なりの型を持つ
節約にも“自分のやり方”を確立すると、迷いが減って楽になります。
たとえば僕の場合は、
- 食費は週3,000円以内
- 嗜好品は月に一度だけ
- 光熱費は月上限を決める
など、ざっくりとしたマイルールを決めておくことで、都度の判断に迷わなくて済むようになりました。
「パターン化すること」が、日々の安心感につながっています。
4. 他人と比べない、を意識的に選ぶ
SNSを見れば、旅行や外食、豊かな暮らしをしている人がたくさんいます。
でも、比べた瞬間に「自分は足りてない」「何もできてない」と感じてしまう。
だから僕は、「今の自分に必要なのは、“情報”より“落ち着き”」と割り切って、見るものを選ぶようにしています。
見ないことで守れる安心もあるのだと、ようやく気づけました。
5. 安心は「人との関係」からもつくられる
暮らしの中で、たとえお金が足りなくても、話せる相手がいるだけで、気持ちは全然違います。
一緒に住む彼女に本音を言えること。
支援員さんに相談できること。
自分の気持ちを吐き出せる場所があること。
安心は「収入の金額」だけじゃなく、関係性の中にも存在するんだと実感しています。
まとめ
- お金が少ないからこそ、「安心のつくり方」を意識的に整える必要がある
- 支出の見える化や、生活の軸の明確化で、不安が減っていく
- 他人と比べず、自分にとっての“安心条件”を育てていくことが大切
- 金銭的な余裕がなくても、人とのつながりから得られる安心感は大きい
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