お金が足りない生活をしていると、いつも心のどこかに「不安」がつきまといます。
・この先やっていけるのか
・支出が増えたらどうしよう
・周りと比べて自分は遅れてるんじゃないか
そう感じていた頃の僕は、お金に振り回されていたように思います。
でも、少しずつ考え方や習慣を変えていくことで、「今ある範囲でやっていける自分」を育てることができました。
この記事では、お金との付き合い方を整えるために意識している5つのことをご紹介します。
目次
1. 「数字」より「ペース」で考える
たとえば「月にいくら必要か」ではなく、「今の生活を続けるためにどのくらいの支出なら大丈夫か」という考え方に切り替えました。
「あと何円足りない?」ではなく、
「今のリズムを保てているか?」という視点で見直すことで、焦りや罪悪感が減りました。
2. 「理想の暮らし」を一旦、横に置いてみる
「もっといい部屋に住みたい」「余裕をもって暮らしたい」
そう思うことは自然です。でも、それが“今の生活を否定する理由”になってしまうと、苦しくなります。
僕は今、「できることをしながら生きていく」という現実的な足場を最優先にしています。
理想は持っていていいけど、それに飲まれないようにするのがポイントです。
3. 使えない制度にこだわりすぎない
障害年金を申請できなかったことに、最初は強い後悔がありました。
でも、手に入らない制度に執着しても、生活が良くなるわけではありません。
「使える制度は活かす」「使えないものは無理に追わない」
そう割り切ったことで、今ある選択肢の中で前に進めるようになりました。
4. 「お金がすべてじゃない」は、現実逃避じゃなく戦略
もちろん、お金がなければ暮らしていけません。
でも、「お金だけが安心の条件ではない」と気づいてからは、
- 人との関係
- 毎日のリズム
- 無理のない生活設計
など、“お金以外の安心材料”を育てるようにしています。
これは現実逃避ではなく、むしろ生き抜くための実践的な考え方です。
5. 「持たない不安」より「自分で決めた実感」を大事にする
たとえば、安いものを買うとき。
「仕方なく」ではなく、「自分で選んでいる」と思えるようになった瞬間から、不思議と気持ちは前向きになりました。
選択の余地が少ない中でも、“自分の意志”で決めることが、心の土台になると感じています。
まとめ
- お金に振り回されないためには、「数字」より「自分のペース」に目を向ける
- 理想にとらわれず、現実を整えることが大切
- 使えない制度に執着せず、使える選択肢を最大限活かす
- 安心はお金だけではなく、人間関係や生活の安定からも得られる
- 「選ばされている」より「自分で選んでいる」感覚を育てることが、精神的な安定につながる
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