お金が足りないとき、人は焦ります。
「どうにかしなきゃ」と思って、無理なバイトを探したり、借金に手を出しそうになったり──。
僕自身、月9万円の収入で生活していて、何度も「もう限界かもしれない」と思ったことがありました。
でも、そんなときに“やらなかったこと”の選択が、のちのち自分を守ってくれていたと感じています。
今回は、お金に困っていたときにあえてしなかった判断と、その理由について書いてみます。
目次
1. 借金には絶対に手を出さなかった
「今さえしのげれば…」と、消費者金融の広告が目に入ったこともあります。
でも、自分の収入や体調を考えたときに、「返せる保証がない」と思って踏みとどまりました。
目先の1万円は助かるかもしれないけれど、将来の何倍もの不安を背負うことになる。
そう思って、借金は「選択肢に入れない」と決めました。
2. 無理な労働時間を組まなかった
「もう少し働けば」「副業をすれば」と言われたこともあります。
でも僕は、体調が崩れたらすべてが崩れるという経験をしてきました。
だから、自分にとっての「働ける範囲」を超えないようにしています。
がんばりすぎて再び倒れるより、今の自分を守るほうが大事だと思っています。
3. SNSで見栄を張らなかった
収入が少ないことや、節約中心の生活をしていることを、人に隠したくなるときもありました。
でも、無理に「普通に見せよう」とすることで、心がすり減っていくのを感じたんです。
だから今は、できるだけ等身大の自分でいるようにしています。
見栄を張らなかったことで、人との比較からも少しずつ自由になれました。
4. 無計画な買い物はしなかった
気分転換に何か買いたいとき、コンビニでお菓子を手に取ったとき、
一度深呼吸して「これは本当に必要か?」と考えるクセをつけました。
「がんばったごほうび」も大事だけど、無計画に散財して自己嫌悪に陥るより、自分を褒める別の方法を探すようにしています。
5. 他人に「無理に頼らなかった」
経済的に誰かを頼りたくなるときもありました。
でも、依存するような形ではなく、“感情を共有できる相手”を大事にしようと思いました。
お金は貸してもらえなくても、話を聞いてもらえるだけで助かることもあります。
「お金の代わりに支えてくれる関係」があることで、僕は踏みとどまることができました。
まとめ
- お金が足りないときほど、「何をしないか」の判断が重要になる
- 借金や無理な働き方、見栄や衝動的な支出は、あとで自分を苦しめるリスクがある
- 等身大の自分を受け入れ、できることを丁寧に積み重ねる姿勢が、長い目で自分を守る
- 頼れる制度がないときでも、「無理しない」「崩れない」選択を大切にしてきた
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