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「誰にも頼らずに生きること」が自立じゃないと気づいた日

障害×お金のリアルな選択肢

障害者として暮らすなかで、何度も「自立」という言葉に出会ってきました。

  • 自立支援制度
  • 自立生活
  • 自立訓練…

でも正直、「自立ってなんだ?」と思っていた時期が長くありました。
頼らないこと? 一人で稼ぐこと? 支援を使わないこと?

僕なりに悩んで、失敗して、いまようやく、「自立とはこういうことかもしれない」と感じている考えを書いてみます。


「支援を使ってるうちは自立じゃない」と思っていた昔

障害年金も通らず、A型事業所での月9万円の収入。
制度や他人の助けがないと暮らしていけない現状に、「情けない」「これじゃ自立してない」と自分を責めていた時期がありました。

「いずれは“誰にも頼らず”生活できるようにならなきゃ」
そう思うほど、焦りとプレッシャーでいっぱいでした。


「自立」と「孤立」は違うと気づいた

そんなとき、ある支援員さんに言われた言葉があります。

「誰にも頼らないことが自立じゃないよ。頼るべきときに頼れる人のほうが、よっぽど自立してると思うよ」

この言葉で、はっとしました。
頼らないこと=強さ、ではなく、ちゃんと助けを求められることも“生きる力”なんだと。


自分の意思で「選んでいる」かどうか

制度を使うことも、支援を受けることも、誰かと暮らすことも、
それを「なんとなく」じゃなくて、自分の意思で選んでいるなら、それは立派な自立なんじゃないかと思うようになりました。

  • 働く量を調整する
  • 必要な手帳や制度を使う
  • 支援者と連携して生活を整える

そうやって「自分で選んで、納得している」状態なら、それでいい。


できないことは認めて、できることを丁寧に

僕には、できないことも多くあります。
体力が続かない日もあるし、複雑な手続きにはパニックになりそうになります。

でも、

  • ブログをコツコツ書き続けること
  • 自分の生活を少しでも整える工夫をすること
  • 毎日、倒れずに暮らしていること

これらは「できていること」として、自信を持っていいと思えるようになってきました。


「誰かと一緒に生きる」も、ひとつの自立

今は、彼女と同棲しながら、支え合って暮らしています。
助け合いながら、役割を分担しながら、無理のない生活を続けています。

他人に依存しすぎるのは違うかもしれない。
でも、「共に生きる」という選択は、自立とは矛盾しないんじゃないかと思っています。


まとめ

  • 自立とは「誰にも頼らないこと」ではなく、「自分の意思で選んで生きていること」
  • 支援を受けることも、制度を使うことも、自立と両立できる
  • できないことを受け入れて、できることを積み重ねていく姿勢が大切
  • 他者と共に生きることも、“ひとりで頑張る”より豊かな自立かもしれない

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