以前の僕は、「いつか支援がいらない状態にならなければ」と焦っていました。
障害者手帳、医療費助成、A型事業所での仕事。
どれもあくまで“一時的な補助”で、最終的には“卒業”するものだと思っていたんです。
でも今では、こう思うようになりました。
「支援を前提にした人生設計でも、何も問題ない」と。
それは“諦め”ではなく、“受け入れ”でした。
目次
「いずれ支援から抜け出すべき」という思い込み
世の中には、「自立とは、誰にも頼らずに生きること」というイメージが根強くあります。
僕もそのイメージに引っ張られていた時期がありました。
「支援に頼りすぎてはダメだ」
「この生活は仮の姿で、いずれ“本当の自立”をしないと」
そう思っていたからこそ、制度を使うことにどこか罪悪感がありました。
支援を前提にする=自分のペースで生きる土台
でも現実は、支援がなければ生活が成り立たない。
それは事実でした。
障害者手帳がなければ交通費がかかりすぎて通勤が難しいし、
A型事業所がなければ週5の就労は難しい。
医療費助成がなければ、治療を続けられなかったかもしれません。
支援があるからこそ、自分のペースで暮らすことができている。
そう気づいたとき、「これは甘えではなく、前提にしていいものなんだ」と思えるようになりました。
「支援を使いながらできること」を積み重ねていく
支援がある生活は、たしかに制限もあります。
収入は少ないし、制度によっては条件が厳しいこともある。
でもその中でも、
- ブログを続ける
- 支出を工夫する
- 健康を整える
- パートナーと穏やかに暮らす
“できることの中でどう生きていくか”を考えるほうが、ずっと建設的でした。
支援を使っている=未来がない、ではない
支援を受けていることを「後ろめたく」感じていた頃は、
自分の人生に未来を描けませんでした。
でも、今は違います。
- 自分のペースで働きながら、ブログで発信する
- 制度を理解して、選べるようになってきた
- 小さな成果を積み重ねる力がついてきた
支援を使いながらでも、未来はつくっていける。
そう実感しています。
まとめ
- 支援を「一時的なもの」と思っていた時期は、焦りや罪悪感が強かった
- 今は「支援を前提にした人生設計でもいい」と思えるようになった
- 支援があるからこそ、生活が安定し、自分らしく生きることができる
- 制度に頼ることと、自立することは矛盾しない
- 支援を活用しながら、自分のペースで未来をつくっていくことができる
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