僕の生活は、障害者手帳や医療費助成、就労継続支援A型といった制度に支えられています。
どれが欠けても、たぶん今の暮らしは成り立ちません。
でも一方で、制度に過度に依存してしまうと「縛られている感覚」に陥ることもある。
たとえば、「更新手続きでパニックになる」「制度の条件に自分を合わせすぎて疲れる」といったことも経験してきました。
今回は、制度に感謝しながらも、振り回されすぎないように心がけていることを紹介します。
目次
1. 「制度は手段」と自分に言い聞かせる
制度は大切なライフラインですが、人生の目的ではありません。
つい、「この制度を使い続けるために生きているのか？」と感じる瞬間もあるけれど、
そのたびに「これは生き方のための“手段”であって、自分そのものではない」と意識しています。
2. 依存ではなく「利用」する感覚をもつ
「使わせてもらっている」ではなく、「使いこなしている」感覚をもつことで、主体性が保てます。
- 制度の仕組みをなるべく理解する
- どの制度を使うか、自分で選んで決める
- わからないことは役所や支援者に自分から確認する
こうすることで、「制度に使われている感」ではなく、「制度を使っている自分」でいられる気がします。
3. 制度以外の“拠りどころ”を持つ
制度に全部を預けてしまうと、万が一何かが変わったときに不安定になります。
だから僕は、
- ブログを書くこと
- パートナーとの関係
- 自分なりの生活リズム
など、制度の外にある「安心の柱」を意識的に育てています。
制度はとてもありがたい。でも、それだけに頼りきらないようにしています。
4. 「変更や終了もありうる」と想定しておく
制度は、突然変更されたり、対象外になる可能性もあります。
そのたびに混乱したくないので、
- 常に「いま使える制度は何か」
- 「もし今の支援が使えなくなったらどうするか」
を、一度立ち止まって考えてみる癖をつけています。
“備え”としての意識があるだけでも、安心感は変わります。
5. 「今、ちゃんと使えている自分」を肯定する
制度を使っていることに後ろめたさを感じた時期もありました。
でも今は、
- 自分で調べて
- 自分で選んで
- 自分で申請して
ここまできたわけで、それは立派な行動です。
「制度を使って生活できている＝自分なりにうまくやっている証拠」だと考えるようにしています。
まとめ
- 制度は目的ではなく「自分の生活を支える手段」
- 自分の意思で制度を「利用」している感覚を持つことで主体性が保てる
- 制度の外にも安心できる居場所を作っておくと、心が安定する
- 制度変更の可能性を想定するだけでも、動揺を減らせる
- 制度を使いこなせている自分を肯定することが、前向きに生きる力になる
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