障害者手帳の更新通知が来たとき。
医療費助成が次回も通るか不安なとき。
A型事業所の契約更新が近づいているとき。
「この制度が終わったら、どうなるんだろう」と不安になること、ありませんか?
僕も何度もそういう場面に直面しました。
今回は、制度の“切れ目”に対する不安と、どう向き合ってきたかについて書いてみます。
目次
不安は「予期できないこと」によってふくらむ
制度がいつまで使えるのか、条件が変わるのか、自分が対象から外れるのか──
不安になるときって、たいてい「分からないこと」が多いときです。
そこでまず僕がやるのは、“分からない”を“見える化”することです。
1. 「具体的な期限」を確認してみる
まず、制度ごとの有効期限や更新スケジュールをちゃんと確認します。
- 手帳の有効期限は?
- 医療費助成の対象期間は?
- A型事業所の契約はいつまで?
紙の書類や自治体のサイトを見直すだけでも、「まだ大丈夫だった」と安心できることがよくあります。
2. 「最悪のケース」を書き出してみる
不安を抱えたままではなく、「どうなるのが一番怖いのか」を具体的に紙に書き出してみる。
たとえば:
- 医療費助成が切れたら、薬代が月いくらになるか
- 手帳が更新できなかった場合、交通費はどう変わるか
- A型が終了したら、他にどんな働き方があるか
“不安の正体”を知ると、それほど絶望的じゃないと気づくこともあります。
3. 「代わりになる制度」を調べてみる
万が一、今の制度が使えなくなったときのために、次に考えられる制度や選択肢も調べておきます。
- 地域によっては、別の支援制度がある
- 医療費助成が終わっても、高額療養費制度が使える場合もある
- 働き方を変えることで、新たな制度が使えるケースもある
「選択肢がある」と分かるだけで、不安はぐっと軽くなります。
4. 「今ある制度をちゃんと使い切る」に集中する
将来の不安ばかりを見ていると、今の制度のありがたさを見失いがちです。
だから僕は、「今の制度をしっかり活かしきろう」と意識を戻すようにしています。
たとえば:
- A型で働けるうちに、生活習慣を整えておく
- 手帳で通院や交通がラクなうちに、必要なことを済ませておく
今ある支援を「使いながら準備する」。
その感覚が、未来への不安を“行動”に変えてくれます。
まとめ
- 制度が終わるかもしれない不安は、誰にでもある
- 「不安の正体」を具体的に見える形にすると、落ち着きやすくなる
- 代わりの制度や選択肢を知っておくと、安心の幅が広がる
- 今の制度を活かして生活を整えることで、次の選択肢にも備えられる
- 不安は“情報”と“行動”で少しずつコントロールできる
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