目次
はじめに
「どうして自分だけ、こんなにうまくいかないんだろう……」
そんなふうに感じたことはありませんか？
僕は、障害を抱えて生活している中で、何度もそう思ってきました。
特にSNSなどで周囲の近況を目にすると、「自分だけが遅れている」と感じて、落ち込むこともありました。
今回は、そんな時に僕が実践して効果のあった対処法を紹介します。
同じように「他人と比べてしまう苦しさ」を感じている方の参考になればうれしいです。
他人と比べて落ち込んでしまう理由
表面だけを見て判断してしまう
人は、他人の「見えている部分」だけを見てしまいがちです。
SNSに投稿された成功の瞬間や、周囲の成果だけを見て、自分と比べてしまいます。
でも実際には、その裏にある努力や苦労は見えていません。
見えているのは、氷山の一角にすぎないのです。
そもそも土俵が違う
自分と他人の状況は、まったく同じではありません。
たとえば、体調、環境、サポートの有無、生まれ持った特性などが違えば、当然進み方も変わってきます。
違う条件で比べること自体が、そもそも不公平なんです。
僕が試して効果があった3つの対処法
1. 過去の自分と比べる習慣
他人ではなく、「昨日の自分」「一年前の自分」と比べるようにしました。
たとえば、
- 去年は毎日寝てばかりだったけど、今は週3日働けている
- 昨日は何もできなかったけど、今日はブログを1行書けた
そんな小さな「進歩」を見つけるだけで、落ち込みがやわらぎます。
2. SNSのフォローを見直す
一時期、SNSで「成功者」の投稿を見るたびに落ち込んでいました。
でも、勇気を出してフォローを整理してみました。
今は、
- 自分と似た境遇の人
- 等身大の発信をしている人
- 見ていて心が軽くなる人
の投稿だけを中心に見るようにしています。
自分に合った情報だけを取り入れることも、メンタルケアの一部です。
3. 思考に名前をつける
「また他人と比べてるな」「自分責めモードに入ってるな」
そんなふうに、自分の思考にそっと名前をつけるようにしました。
これはマインドフルネスの一種で、自分の思考を“眺める”視点を育てる方法です。
気づくだけで、思考のループから抜け出せることもあります。
自分の人生に集中するという選択
他人と比べて苦しくなるのは、「自分がどう生きたいか」がぼやけているときでもあります。
僕自身、「他人の人生を生きる必要はない」と気づいてから、自分のペースで前に進めるようになりました。
もちろん、時々また落ち込むこともあります。
でもそのたびに、「比べても意味ないよ」と声をかけてあげるようにしています。
おわりに
障害があっても、病気があっても、人と違うペースでも。
それでも「自分だけの人生」を、焦らず、丁寧に歩んでいければいいんだと思います。
この記事が、誰かの心を少しでも軽くできたら幸いです。
比べない生き方を、今日から少しずつ育てていきましょう。
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