目次
はじめに
長年うつ病や統合失調症と向き合いながら生きてきた僕にとって、「普通の生活」はずっと遠いものでした。
無理をすれば潰れ、休めば置いていかれる。そんなジレンマの中で、ようやく見つけたのが「無理しない生き方」でした。
この記事では、僕自身の体験を通して、限界を超えないための考え方や工夫についてお話しします。
無理をするのが「当たり前」だった過去
自分に厳しすぎた学生時代
僕はMARCHを卒業するまで、ずっと「努力でなんとかなる」と信じて生きてきました。
でも、それは「心の限界」を無視する生き方でした。
体調を崩しても休めない。評価されないと自分の存在価値がない。そんな感覚に縛られていました。
うつ病、そして統合失調症の診断
20代の頃からうつ状態が続き、最終的には統合失調症という診断を受けました。
長期の休養、就労困難、社会からの孤立——「自分の人生は終わった」と感じる日もありました。
無理しないと決めたとき、少しだけ生きやすくなった
「休むこと=悪いこと」ではない
「今日は何もしなかった」「朝起きられなかった」
それを責めないようになっただけで、心が少しだけ軽くなりました。
できたことに目を向ける。できなかったことを責めすぎない。それが第一歩でした。
小さな「快」を意識するようになった
たとえば、朝ゆっくり紅茶を飲む。短い散歩をする。
心地よいことをほんの少しずつ積み重ねることで、「自分にもOKが出せる感覚」が生まれました。
これは自己肯定感の回復にもつながりました。
僕が続けている「無理しない」ための習慣
翌日の予定を、1〜2個だけにする
以前はToDoリストをぎっしり埋めては自滅していました。
今は「1個でもできたらすごい」と思うようにしています。できた日は自分をちゃんと褒めます。
「ねばならない」を疑う
「働かなければ」「役に立たなければ」
そうした“〜ねばならない”思考を意識的に手放すようにしています。
社会のルールは絶対じゃない。僕に合う生き方は、僕自身で探せばいい。
おわりに:生きるだけで、あなたはじゅうぶん
社会のスピードや価値観に合わせることをやめたとき、本当の意味で「自分の人生」が始まりました。
無理しないことで、ようやく回復の土台ができたように思います。
あなたがもし、今つらさの中にいるなら。
「それでも、今日ここまで生きてきた自分」を、まずは認めてあげてください。
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