目次
はじめに
「明日が来るのが怖い」
「また同じ毎日が始まる」
そんなふうに感じて、眠るのが怖くなる夜ってありませんか?
僕自身、うつ状態がひどかった頃、布団に入るたびに「朝が来てほしくない」と思っていました。
この記事では、夜に不安が押し寄せてきたときに僕が実践している、小さな工夫と考え方をご紹介します。
なぜ、夜になると不安が強くなるのか
1人きりの時間が、思考を加速させる
日中は作業や会話でごまかせても、夜になるとすべてが静かになって、自分の内面と向き合わざるを得なくなります。
その時間に、「あれもできてない」「明日はどうしよう」と不安がふくらんでしまうのです。
「明日もまた同じ」ことへの絶望感
特に病気や不調が続いていると、「明日も変わらない日が続くだけ」と思ってしまうことがあります。
進展がない、何も変わらない——その感覚が、朝を迎えることへの恐怖につながります。
僕が「朝が怖い夜」にしていること
① 不安を“見える形”にする
紙やスマホに、頭に浮かんでいる不安をそのまま書き出します。
書き方は何でもOK。「こわい」「もう無理」「なんで生きてるんだろう」でもかまいません。
書くことで、ぐるぐるしていた感情が少しだけ整理されます。
② 予定は「1つだけ」でいいと決める
「明日はこれとこれと…」と考えると、それだけでしんどくなります。
だから、夜のうちに「明日はこれ1個だけできたらOK」とゆるく決めておきます。
それだけで、少しだけ心に余裕ができます。
③ 心地いいルーティンを用意する
眠れない夜は、音楽を小さく流したり、アロマやハーブティーを取り入れたりしています。
「夜の自分を安心させる行動」を何か1つ持っておくと、安心材料になります。
朝を「怖くない時間」に変えていくために
毎日じゃなくていい、「いい朝」があると気づく
朝が怖くない日も、たまにはあります。
そういう日は、記録しておくといいです。たとえば:
- いつもより少しだけ起きやすかった
- 外が晴れていて、少し気持ちよかった
- 朝ごはんをゆっくり食べられた
「全部が怖い朝じゃない」と気づけると、夜の不安がほんの少しやわらぎます。
怖さの中でも、生きてるだけで十分
怖くても、朝は来ます。
そしてその朝を、何とか迎えて、また1日を過ごしたという事実があるだけで、それは「立派に生きた」という証です。
おわりに:夜のあなたに伝えたいこと
眠れなくて、不安で、朝が怖くてたまらない夜。
そんな時間を過ごしているあなたは、今まさに、人生とちゃんと向き合っている人です。
朝が怖い夜にできることは、少なくてかまいません。
ほんの少し、自分に優しくしてあげてください。
「また明日」が怖くても、
「また明日」が来たあなたは、それだけで立派です。
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