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はじめに
人と関わるのがしんどい。
会話がうまくできないわけじゃない。むしろ気を使いすぎて、どっと疲れてしまう。
僕もそうでした。
特に調子が悪いときほど、「人といると消耗する」のに、「1人になると不安になる」――そんな矛盾を抱えていました。
この記事では、人との関係に疲れたとき、どうやって距離をとり、どう自分を守っているかについてお話します。
「人間関係がしんどい」は甘えじゃない
気を使える人ほど、疲れやすい
誰かの顔色を読んだり、場の空気を壊さないように立ち回ったり。
優しい人ほど、気づかないうちに心がすり減っています。
僕も「話しやすいね」「聞き上手だね」と言われる一方で、内心では「早く1人になりたい」と思っていることが多かったです。
人と会う=エネルギーを消費する行為
人と会うことは、思っている以上にエネルギーを使います。
特にメンタルが弱っているときは、「話す」「聞く」「気を使う」すべてが負担になることもあります。
それを「気の持ちよう」で乗り切ろうとすると、後でどっと反動が来る。
僕が実践している「関係に疲れたときの対処法」
① メッセージの返事は“あとでOK”ルール
LINEやDMが来たとき、すぐ返さなきゃ…と思ってしまうクセがありました。
でも今は、「既読だけつけて、元気なときに返せばいい」と自分に言い聞かせています。
相手を大切にしたいなら、無理な状態で返さないほうが誠実です。
② 「予定が入ってない日」を先にカレンダーに入れる
週のどこかに「誰とも会わない日」を意識的に入れておくようにしました。
その日があるだけで、「あと〇日頑張れば一人になれる」と思えて、気持ちがかなり楽になります。
③ 「いま調子が悪い」と言える人だけとつながる
気を張らずに「今日は調子悪くて返事遅れるかも」と言える相手がいると、すごく安心します。
無理して全員とつながらなくてもいい。
ほんの数人でも、「そのままの自分でいられる人」がいれば十分です。
自分を守るための“やさしい壁”をつくる
「距離をとる」は、相手を拒絶することじゃない
人との距離をとるのは、自分の心を守るための手段です。
決して、相手を嫌っているわけでも、閉じこもりたいわけでもない。
むしろ、自分を大事にできてこそ、誰かにもやさしくできるようになるんだと思います。
無理して“人間関係を維持しよう”としなくていい
関係が切れたらどうしよう――
そう思って我慢を重ねていた時期もありました。
でも、無理を続けた先にあるのは、関係の“消耗”です。
つながりたい気持ちがあるからこそ、「いったん距離を置く」は正しい選択でもあるのです。
おわりに:距離をとるあなたは、ちゃんと優しい
人との関係に疲れたあなたは、人を大切にしようとして、頑張りすぎてしまっただけです。
それは、やさしさの証です。
だから、どうか自分を責めないでください。
距離をとることは、あなたがあなたを大切にする行為。
その行動を通じて、きっと“本当につながれる人”が残っていきます。
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