「朝が怖いと感じる日、自分を責めないでいい理由」

はじめに

目覚ましが鳴っても、体が動かない。
布団の中で、何時間も現実逃避してしまう。

そんな「朝がつらい」経験はありませんか？

僕は長い間、朝がとても怖かったです。
今日が始まってしまうのが怖い、という感覚に支配されていました。

この記事では、「朝がつらい」と感じる理由と、それに対して僕が試してきた対処法をまとめます。

精神的にしんどい時ほど、
「今日もまた、何もできないかもしれない」
「また誰かに迷惑をかけるかもしれない」
そんな不安が、目覚めと同時に押し寄せてきます。

布団の中は“安全地帯”。
そこから出ることが「闘い」に感じてしまうんです。

うつや不安障害を抱えていると、夜中に何度も目が覚めたり、夢ばかり見たりして、睡眠が浅くなりがちです。
朝になっても回復しておらず、「まだ眠っていたい」が本音です。

「早起きは三文の得」
「朝活できる人が偉い」
──そんな言葉が苦しく感じたことはありませんか？

僕も、「朝起きられない自分はダメだ」と思っていた時期があります。

いきなり「布団から出る」ではなく、
まずは体を横向きにする → 上体を少しだけ起こす → 足を外に出す…というように、段階を細かく分けてみると、だいぶ気が楽になります。

「起きたら100点」ではなく、「動けたら1点」で十分です。

人と会う予定や重要な仕事を、午前中に詰めないようにしています。
朝が苦手な自分に合わせて、スロースタートのスケジュールを組むことで、自己嫌悪を減らせます。

僕はあるとき、「もう朝型人間を目指すのはやめよう」と決めました。
夜にしか動けないなら、夜に合わせて生きればいい。
「普通」に合わせるより、自分のリズムに正直に生きる方がずっと楽です。

「朝がつらい」ことは、甘えじゃありません。
それだけ、あなたが日々頑張っていて、心が疲れているというサインです。

無理に変えようとしなくていい。
今日も、布団の中で頑張っているあなたに、心から「よくやってる」と伝えたいです。