悲しいはずなのに、涙が出ない。
つらい状況なのに、感情が動かない。
そんな自分を「冷たいのかな?」「感覚がおかしいのかな?」と責めてしまう人もいます。
この記事では、泣けない自分に戸惑うときの心のメカニズムと、自分を守る考え方をお伝えします。
目次
泣けないことは、感情がなくなった証拠じゃない
涙が出ないのは、感情がないのではなく、
感情が「止まっている」「凍っている」状態かもしれません。
- つらすぎて、感じる余裕がない
- 泣いたところで何も変わらないと思ってしまう
- 子どもの頃から「泣いてはいけない」と思い込んでいた
このような心の背景があると、感情が表に出るのを一時的に止めてしまうことがあります。
泣けないときの自分を守るヒント
① 「感情を感じない」ことも防衛反応のひとつ
人は本当にしんどいとき、心が壊れないように“感じない”選択をすることがあります。
それは、生きるための反応であり、悪いことではありません。
② 涙を“出すもの”と決めつけない
感情の解放は、必ずしも涙で起こるとは限りません。
- 深呼吸する
- 静かに横になる
- なにかを書き出す
そうした行動の中でも、心が少しずつ動いていることはあります。
③ 自分に問いかけてみる:「泣けないことを、どう感じてる?」
「泣けないことに不安を感じてる」
「本当は泣きたかったんだと思う」
その“戸惑い”や“モヤモヤ”が出てきたら、そこにちゃんと感情が存在しています。
まとめ:泣けないのは「感じていない」のではなく、「感じすぎている」かもしれない
感情が動かないように見える時期も、
その奥で心は静かに生きていて、守られようとしています。
「今は、泣けない時期なんだな」と、
まずはそのままの自分を受け入れてあげること。
それが、次の感情の波を迎える準備になります。
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