病気があると、直前になって体調が崩れることがある。
行くつもりだった予定も、「今日は無理かもしれない」と思ってしまう日がある。
そんなとき、一番つらいのは“断ることそのもの”よりも、「申し訳ない」という気持ちだったりする。
今回は、予定をキャンセルするときに感じる罪悪感との付き合い方について書きます。
「直前に断るのは失礼」と思ってしまう
誰かと約束をしていたのに、当日になって体が動かない。
頭が重くて、外に出るのがこわい。
でも、今さら断るのは申し訳ない……と悩んでしまう。
それでも無理して出かけて、かえって体調を悪化させたこともありました。
「行けたけど、数日寝込んだ」では、何のための約束だったのか分からなくなる。
自分の都合ではなく、“症状”のせい
体調不良で断ることは、わがままではありません。
たとえるなら、突然熱が出て外出できないのと同じ。
「ドタキャンするような人だと思われたくない」と思うのは自然だけど、それよりもまず、回復することの方が大事です。
自分を責める気持ちが湧いてきたときは、「これは症状であって、自分の人間性の問題じゃない」と繰り返すようにしています。
キャンセルする日も「誠実さ」は示せる
断るときの一言も、自分にできる範囲で整えるようにしています。
・ごめんなさい、今日は体調が不安定で…
・また落ち着いたら、あらためて連絡させてください
こんなふうに、気持ちを残しておくことで、相手との関係を切らずに済むことが多いです。
「断る」こと=「失礼」ではなく、「どう断るか」が大切なのだと感じるようになりました。
予定を断ることは、勇気がいる。
でも、それは“自分を大事にするための行動”でもある。
体調の波がある生活の中では、「断ることに慣れること」も、必要な技術なのかもしれません。
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