長く体調が悪い日が続いたあと、少しずつ動けるようになってくると、
「今のうちにいろいろ取り戻さなきゃ」と焦る気持ちが出てきます。
でもそこで無理をしてしまうと、またぶり返して、寝込む。
そのサイクルを何度も繰り返してきました。
だから今は、「良くなりかけのときこそ慎重に」過ごすようにしています。
調子が戻る=完全回復ではなかった
体が軽くなってきた。頭がはっきりしてきた。
そんなとき、「もう大丈夫」と思い込んでしまうことが多かったです。
でも、回復しかけの時期は、まだ不安定な状態。
良くなった実感がある分、無理が効くように感じてしまうけれど、実は一番リスクが高いタイミングでした。
「取り戻そう」と思わないようにしている
体調が戻ると、つい「この間できなかった分を今こそ」と焦ってしまいがちです。
でも今は、「取り返そうとするとまた崩れる」という経験から、
“過去を取り戻す”のではなく、“今できる範囲を保つ”ことを意識するようにしています。
「やらなかったこと」は、体を休めるために必要だった時間。
そう考えるようにしたら、気持ちも軽くなりました。
予定を「ちょっと物足りない」くらいで終わらせる
調子がいい日は、“やれる”ことも増えてきます。
でも、あえて「今日はここまで」と途中で区切るようにしています。
「まだできそう」くらいで止めておくことで、翌日に疲れを持ち越さずに済む。
連続で動ける日を少しでも長くするには、1日の力を使い切らないことが大事でした。
良くなってきたときほど、焦らないこと。
そのほうが、結果的にぶり返しが少なく、安定した生活につながっていく。
それもまた、“生きるための技術”のひとつだと思っています。
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