ずっと家にいて、外出も控えて、食事と睡眠だけはなんとか整えている。
誰にも会わず、刺激を避けて、なるべく静かに過ごしている。
それでもなぜか、体調も気分も、まったく良くならない。
「こんなに休んでるのに、なんで…?」
そんなふうに思ったことが、何度もあります。
休めば回復するとは限らない——と知っておく
「休んだら回復する」というのは、風邪やけがのような“一般的な回復パターン”。
でも、精神疾患や長引く不調では、そうはいかないことも多い。
むしろ、休むこと自体がストレスになることすらある。
だから私は、「休めば良くなる」という前提を、少しずつ手放すようにしました。
“よくならない自分”を責めないことが、まず大事だったのです。
「静かにしてるだけの日」でも、体には意味がある
何も変わらない日。
心が軽くならない日。
でも、そういう日でも、体の中では回復の準備が進んでいるかもしれません。
たとえば、筋肉痛は一晩で治らないように、
心や脳の疲れも、ゆっくりゆっくり癒えていくもの。
自分で「変化がない」と思っても、水面下では変化していることもあります。
“休み続けること”もひとつの力
休んでも良くならないとき、「もう無理かもしれない」と思ってしまう。
でも私は、そこで“それでも休み続ける”ことに意味があると信じるようにしました。
焦って動き出して、ぶり返すよりも、
「動かないことを選ぶ強さ」が必要なときもある。
じっと待つ時間も、立派な“回復の一部”です。
良くなるまでには、想像以上に時間がかかることがある。
それでも、休むことをやめなかった日々は、ちゃんと自分を守っていた。
「まだ治ってない」ではなく、「いまも治してる途中」。
そう考えることで、自分を責めずに過ごせるようになってきました。
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