以前の私は、気分が落ちていてもそれに気づくことすらできませんでした。
「なんか調子悪い」「全部がイヤだ」
その正体が“落ち込み”だと理解できるようになるまで、時間がかかりました。
でも今は少しずつ、「あ、今ちょっと沈んでるな」と言語化できるようになってきました。
それができるようになっただけで、私はずいぶん生きやすくなった気がします。
気づけなかった頃は、ただ流されるだけだった
朝から何もかもうまくいかない。
だれにも会いたくないし、起きた瞬間からイライラする。
だけど、「なんでこうなるのか」がわからなくて、
余計に自分が嫌になっていました。
本当は、疲れていたんだと思います。
心が限界を迎えていて、静かに「もう無理だよ」と訴えていたのに、
そのサインを見過ごしていた。
「今、落ちてるな」と気づくだけで違う
最近は、自分の状態を“実況中継”するようにしています。
たとえば、
- 「今、朝から気分が重い」
- 「やること全部が面倒に感じる」
- 「この感じ、前にもあったな」
そうやって気づくことで、
無理して動かなくていい日がわかるようになってきたし、
休むタイミングもつかめるようになりました。
自分の落ち込みパターンを知ることが、回復の第一歩だった
気づけるようになると、
「あ、これは“私のいつもの落ち方”だ」と思えるようになります。
- 頭がうまく働かない
- 無音がつらくなる
- 文章が読めなくなる
- 他人の会話が耳に入らない
そういう状態が出たときは、
“あ、きてるな”と早めに休む。
これだけで、あとに引きずる時間が減るようになりました。
気分の落ち込みをなくすことは、たぶんまだできません。
でも、それに気づけるだけで「振り回される時間」が減った。
それが、今の私にとってはとても大きな変化です。
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