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障害年金は「重い人だけの制度」だと思っていた私が失ったもの

社会と制度を生き抜く知恵

障害年金のことは、かなり前から知っていました。
でも、私はそれを「自分には関係ない」と思い込んでいました。
「自分はまだ軽いから」「本当に重症な人のための制度だから」――
そう決めつけて、最初から申請すらしませんでした。

けれど今、振り返ってみると、
「制度を使わなかった」ことで、私は大きな損失を抱えていたと感じています。


「自分なんかが申請していいの?」という思い込み

当時の私は、精神科に通院していたものの、日常生活はなんとかこなしていました。
買い物もできたし、短時間のアルバイトもしたことがありました。

だからこそ、「私は支給対象ではない」と思っていました。
それに、親からも「年金なんてもらえるわけないでしょ」と言われ、ますます申請から遠ざかっていきました。


実際には「軽度でも支給されるケース」はある

後から知ったのですが、障害年金は“働けるかどうか”だけで決まるものではありません。
生活にどれだけ制限があるか、社会的な不適応がどれほど続いているか――
そういったことも判断材料になる制度です。

実際、私よりも状態が軽そうに見える人が年金を受給していたり、
就労しながら年金を受けている人もいたりして、驚いた記憶があります。


「申請しないと、もらえない」という現実

一番もったいなかったのは、私は“条件を満たしているかどうか”すら調べなかったことです。

役所に行って、相談だけでもしていれば、
「申請の可能性がありますよ」と言われていたかもしれない。
でも、最初から“関係ない”と決めつけていたので、そのチャンスすらなかった。


制度は「重症の人だけのもの」ではない

障害年金は、「最悪の状態の人」だけの制度ではありません。
むしろ、働きながら、生活の一部を支えるために使っている人もたくさんいます。
経済的な余裕が少しでもできれば、医療にかける時間や心のゆとりも増えるのに、
私はそれを知らずに、数年分のチャンスを自分から手放していました。


まとめ:「関係ない」と思い込む前に、調べてみる

自分は軽症だから、働けているから、若いから――
そうやって理由を並べて制度から距離を取ることは簡単です。
でも、制度は「知って動いた人」にしか開かれません。

もし、当時の私のように「自分なんかが」と思っている方がいたら、
どうか一度だけ、窓口に相談してみてください。
「意外と該当するかもしれませんよ」と言われる可能性は、ゼロではありません。

知らないまま、使える制度を遠ざけないでください。
私のように、あとから後悔しないために。

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