制度の名前が難しすぎて、スルーしていた話。中身を知ったら「これ使えたじゃん…」ってなった。

世の中には、たくさんの公的制度があります。
でもその名前があまりに難しくて、読む前にスルーしていた自分がいました。

私が実際に損していたのは、「制度がなかった」からではなく、
「制度の名前で損していた」という話です。

当時、私は精神科に通院していて、医療費が毎月かさんでいました。
役所のHPに「自立支援医療制度について」って書いてあっても、
正直こう思っていました。

「自立って何？」
「支援って誰を？」
「医療って言っても、病院行ってるし……」

名前だけ見て「自分とは関係ないや」と思い込んでいたんです。
でも実際には、精神科の通院費を1割にしてくれる制度でした。

これも典型的な誤解でした。
自分は“軽症”だと思っていたし、日常生活はなんとか回っていたので、
「障害者手帳は関係ない」とスルーしていた。

でも、実際には精神疾患で継続的に通院していれば、対象になることもあると知ったのは、かなり後になってから。

制度の名前がカタくて専門的すぎると、
「読む気が起きない」
「自分とは関係なさそう」と思ってしまう。

制度が「届かない」のではなく、
“届かないような名前”になっていたのだと、あとから気づきました。

ようやく制度を知ったのは、支援機関のスタッフさんに「通院費が高くて大変なんです」と話したとき。

その方が「じゃあ自立支援医療使いましょうか」と言って、
分かりやすく説明してくれました。

「この制度、私が使えるんだ」と初めて思えた瞬間でした。

制度名って本当にわかりにくい。
でも、その中に「あなたの生活を支えるヒント」が詰まってるかもしれません。

私のように、名前だけで諦めないでほしい。
そして、自分に関係ありそうかどうかを、誰かに相談してみてください。

“制度の中身をやさしく説明してくれる人”の存在が、人生を変えてくれるかもしれません。