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「医療費くらい自分で払え」と言われたけど、自立支援医療がなければ通院すら無理だった


通院費が月に何度もかかるようになった。
精神科と内科、時には皮膚科も。

毎月の医療費が、静かに、でも確実に生活を圧迫していった。
そんなとき、病院の受付で「自立支援医療制度」の案内を見つけた。


申請すれば、医療費が1割になる制度

調べてみると、
精神疾患などで継続的な通院が必要な人のために、
医療費の自己負担が1割になる制度だと知った。

「これは使うしかない」と思って、親に相談してみた。

でも返ってきたのは――
「医療費くらい自分で払え」という冷たい言葉だった。


親の価値観では「制度=甘え」だった

「そんなん使ったら、どこまでもダメになるぞ」
「病院にかかるのは“病気ごっこ”してるからだ」
「働いてたら医療費くらい払えるはず」

親は、心の病に対しても制度に対しても偏見が強くて、
私の現状を見ようとはしていなかった。


制度を使うことに、罪悪感を抱いた

たしかに、1割負担になると楽になる。
でも、親に「そんなの使うな」と言われたことで、
制度に頼る=自分は弱い・情けない人間だと思い込むようになった。


それでも、背に腹は代えられなかった

結局、私は親に黙って申請した。
主治医の診断書をもらい、役所に書類を出して、
無事に自立支援医療を受けられるようになった。

通院が続けられるようになったことで、
体調が少しずつ安定してきた。


親には、あとから伝えた

生活が整ってきたタイミングで、
「実は自立支援、使ってたんだ」と打ち明けた。

すると親は、意外にも

「そうか。まあ、必要だったんなら」
とだけ言って、それ以上は何も言わなかった。


まとめ:「自分で払え」と言われても、助けを使ってよかった

たしかに医療費を自分で払えたら一番いい。
でも、払えない現実がある。

制度を使うのは、逃げじゃない。
生きるための戦略だ。

親の言葉に罪悪感を抱きながらも、
“通院を続けられた”という事実が、何より私を支えてくれた。

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