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そもそも制度の存在を知らなかった頃の話


「こんな制度、あるなんて知らなかった」
これは、私が実際に思った言葉です。
支援制度は、知っていれば使える。けれど――知ること自体が、いちばんの壁でした。

体調が悪くなり、生活が回らなくなっても、「どこに相談したらいいか」すらわからない。
誰かが教えてくれない限り、制度のことなんて、一生知らずに過ごしていたかもしれません。

情報が届かなかった現実

自分から探す気力がなかった

心身ともにつらいとき、ネット検索すら苦痛でした。
「〇〇市 制度 障害者」と検索しようとしても、頭が働かず、検索ワードすら浮かばない。
制度以前に、「助けを求める方法」がわからなかったんです。

市役所や病院でも教えてもらえなかった

通院していても、役所に行っても、「自分から聞かないと教えてもらえない」という場面が多くありました。
「知ってる人だけが使える」――それが制度の現実なんだと、あとになって気づきました。

どうやって知ることができたか

たまたま、制度を使っている人に出会った

いちばん大きかったのは、同じようにしんどさを抱えていた人が、制度のことを教えてくれたこと。
「そんな制度あるんだ?」という驚きと同時に、「自分も使っていいのかもしれない」と思えた瞬間でした。

支援者が「制度の名前」を教えてくれた

通院していた医療機関のスタッフが、「就労継続支援A型って知ってますか?」と話してくれたとき、ようやく初めて調べるきっかけができました。
名称だけでも教えてもらえると、自分で少しずつ調べられるようになりました。

情報にたどり着けなかった自分を責めないでいい

本当に必要な人ほど、調べる余裕がない

「制度のことを調べないと」なんて、思えるのはまだ余裕がある証拠です。
本当にしんどいときは、スマホを見る気力すらない。
だから、「知らなかった自分が悪い」と責める必要は、まったくありません。

「情報が届かない人」が困らない社会を

制度はあっても、届かなければ意味がない。
もっと目につくところに、もっと誰にでもわかる言葉で、制度の情報があるべきだと思います。
そのためにも、体験した人が発信することに意味があるのだと、いまは感じています。

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