情報が多すぎる時代に、心を守るために決めた３つのこと

毎日、スマホを開けば、
ニュース、SNS、広告、誰かの成功談――
情報の洪水に飲まれそうになります。

何かを学ぼうとすれば、「この方法が正しい」
誰かをフォローすれば、「これをやらないとダメ」
いつの間にか、自分の声より、他人の声のほうが大きくなっていく感覚がありました。

そんななかで、私は「心を守るための３つのルール」を持つようになりました。

以前の私は、調子が悪くてもずっとスマホを見てしまって、
気づいたら何時間も経っていた、ということがよくありました。

でも、情報って、“受け身”でいると、余計なものまで自分に流れ込んでくるんですよね。

だから最近は、「何を調べたいか」「何のために見るのか」を決めてからネットを使うようにしています。
それだけで、不安や焦燥感がかなり減りました。

成功体験の記事、努力している人の発信、ポジティブな言葉――
本来は励まされるはずの内容でも、
疲れているときは「自分には無理だ」と感じてしまうことがあります。

だから私は、「これは“参考”にするだけ」と決めて読みます。
「今の自分とはステージが違う」「同じことをやる必要はない」
そう自分に言い聞かせながら、“感情の距離”を置くようにしています。

ベッドにスマホを持ち込まない、
ごはんを食べるときはYouTubeをつけない――

最初は物足りなく感じましたが、
少しずつ“何もしない時間”が、頭のリセットになることに気づきました。

意外とその時間に、
「本当に今やりたいこと」や「どうでもいいと感じること」が見えてきたりします。

昔と違って、今は「知らないと損する」という不安が蔓延しています。
でもそのせいで、自分のキャパ以上に詰め込んで、疲れてしまう人が多い。

だから私は、「知らないままでいいこと」も意識的に増やしています。

“全部を知る”より、“自分のペースで暮らす”ほうが、ずっと大事だと感じています。

この時代に生きている以上、情報とのつきあいは避けられません。
でも、飲み込まれないためには、自分なりの“距離感”を持つことが必要です。

疲れたときは、いったんスマホを閉じて、
自分の体調、心の声、そして今目の前にあるものを感じてみる。

そんなシンプルな習慣が、
情報の多すぎる社会を生き抜く“知恵”になるのだと思います。